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土・牛・微生物 文明の衰退を食い止める土の話

出版社名 築地書館
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-8067-1567-2
4-8067-1567-0
税込価格 2,970円
頁数・縦 345P 20cm

商品内容

要旨

足元の土と微生物をどのように扱えば、世界中の農業が持続可能で、農民が富み、温暖化対策になるのか。アフリカやアメリカで行なわれている不耕起栽培や輪作・混作、有畜農業から、アジアの保全型農業、日本のボカシまで、篤農家や研究者の先進的な取り組みを世界各地で取材。古代ローマに始まる農耕の歴史をひもときながら、世界から飢饉をなくせる、輝かしい未来を語る。深刻な食糧問題、環境問題を正面から扱いながら、希望に満ちた展望を持てる希有な本。

目次

肥沃な廃墟―人はいかにして土を失ったのか?
現代農業の神話―有機物と微生物から考える
地下経済の根っこ―腐植と微生物が植物を育てる
最古の問題―土壌侵食との戦い
文明の象徴を手放すとき―不耕起と有機の融合
緑の肥料―被覆作物で土壌回復
解決策の構築―アフリカの不耕起伝導師
有機農業のジレンマ―何が普及を阻むのか?
過放牧神話の真実―ウシと土壌の健康
見えない家畜の群れ―土壌微生物を利用する
炭素を増やす農業―表土を「作る」
閉じられる円環―アジアの農業に学ぶ
第五の革命

著者紹介

モントゴメリー,デイビッド (モントゴメリー,デイビッド)   Montgomery,David R.
ワシントン大学地形学教授。地形の発達、および地質学的プロセスが生態系と人間社会に及ぼす影響の研究で、国際的に認められた地質学者である。天才賞と呼ばれるマッカーサーフェローに2008年に選ばれる
片岡 夏実 (カタオカ ナツミ)  
1964年神奈川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)