本書のおもな読者としては、大学・短大・専門学校で初めて原価計算論を学ぶ学生、日商簿記検定２級を受験しようとする学生・社会人などを想定しています。本書の構成は、原価計算のルール集である『原価計算基準』に沿っています。理論的部分が７０％、計算部分が３０％で構成されています。簿記検定の受験を考えている人は、本書で基礎理論と基本的問題の解き方を会得してから試験用の問題集を勉強するとより効率的です。

工業簿記・原価計算の意義と目的
原価の諸概念と分類
原価計算の体系
原価計算基準および原価計算に関する基本事項等
材料費
労務費
経費の計算
製造間接費の計算
原価の部門別計算
総合原価計算
総合原価計算（その２）―組別総合原価計算と等級別総合原価計算
総合原価計算（その３）―工程別総合原価計算
個別原価計算
標準原価計算（その１）
標準原価計算（その２）
直接原価計算
営業費会計