商品内容
要旨 |
神田川で若い女性の溺死体が発見される。真っ赤なベビードールを身につけた死体は、なぜか髪が剃られていた。スポンサーがついた夢科学研究所で「吉夢を見る枕」の開発実験が始まるが、被験者の翠は悪夢に悩まされている。そんな折、十五年前にも神田川と似たような事件が起きていたことが分かる。お祭りの日、神社で女の子が行方不明になり、髪を切り取られた絞殺体で発見された「てるてる坊主殺人事件」―フロイトたち三人はこれを連続殺人事件と見て、真相を追っていく。多くの女性が犠牲になった猟奇的未解決事件の犯人とは!?大人気ミステリー第二弾。 |
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出版社・メーカーコメント
女性記者さつきを描くシリーズ第2弾!絵草紙屋万葉堂のさつきと兄の喜重郎が初めて出した瓦版(読売)は、田沼意次・意知父子についてだった。恩人といえる意知の名誉をを回復したいという思いの内容だったため、世間の評判は良くなかった。次号の読売を、考えた末に近所の長屋での窃盗事件にしたさつき。犯人が「あやかし」ではという読売に対抗して、それとなく犯人がわかるように書いたため逆恨みされ、兄の喜重郎が刺されることに。犯人は、逃走してしまう。その次の号は、盗賊団の「蛇の目」にしようとさつきは考えた。すると、日吉堂の伍助が、以前一緒に仕事をしていた栗橋と万葉堂を訪れ、伍助は「蛇の目」のことを書くなと言い残して去った。その頃、さつきの親友であるおよねは“黒鳶式部”という筆名で、初めての黄表紙を刊行した。そして、さつきに喜重郎への思いを告白するおよね。およねは、しかし喜重郎がさつきに思いを寄せているのを感じていた。さつきと喜重郎の両親が違うということも。さつきも伝蔵への恋心を抱きながらも、はっきりと伝えることができず……。そして、蛇の目は再び活動を開始しようとしていた。シリーズ好評第2弾!