手塚治虫と戦時下メディア理論 文化工作・記録映画・機械芸術
星海社新書 144
出版社名 | 星海社 |
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出版年月 | 2018年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-514476-3
(4-06-514476-0) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 461P 18cm |
商品内容
要旨 |
戦後に花開いた日本映画の担い手たちは、元をたどれば共通の歴史的・文化的体験を有している。東宝が映画を用いて行った戦時下の「文化工作」もその一つであり、あの手塚治虫もまた、それら先鋭的な映画理論やロシア・アヴァンギャルド運動を貪欲に吸収した人物であった。本書では、種々の新史料の発見を通じて、手塚をそれら戦時下のメディア理論の文脈から新たに捉え直すことで、彼の戦後の営みを再解釈せんとするものである。執筆にあたり助力を得た映画史家・牧野守氏の貴重なインタビューや、氏が執筆したTVアニメ『鉄腕アトム』幻の第一話脚本も収録。 |
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目次 |
プロローグ 『アトム』は何故「文化映画」の夢を見たのか |
おすすめコメント
手塚治虫は戦時下に狂い咲いた映画理論を吸収して育った子供だった。戦時下映画研究の視点から手塚の誕生を考える。