ジェリーフィッシュは凍らない
創元推理文庫 Mい11−1
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2019年6月 |
ISBNコード |
978-4-488-40621-9
(4-488-40621-1) |
税込価格 | 858円 |
頁数・縦 | 382P 15cm |
書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
物語の舞台は1980年代。私たちが実際に生きている世界とは少し違う技術発達をしている世界です。
新技術を用いた画期的な小型飛行船「ジェリーフィッシュ」。
この新型機の飛行実験が行われており、空飛ぶ密室状態の船内で次々と人が死んでゆくのです。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」状態ですね。
乗組員の視点、捜査する刑事の視点、犯人と思しき人物の視点、3つの時間軸が交互に描かれていて、
ところどころに違和感を覚えつつも少しずつ状況を把握しながらちょうどいいところで焦らされ、最後の最後に全てが明かされた時に驚き納得する、
非常に気持ちのいいミステリー読書ができる1冊です。
王道ミステリーと言えましょう。
この本はとてもオススメです(о´∀`о)(2019年9月6日)
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商品内容
要旨 |
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死。さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が…。第26回鮎川哲也賞受賞作。 |
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おすすめコメント
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 精緻に描かれた本格ミステリにして第26回鮎川哲也賞受賞作、待望の文庫化。