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NHK大河ドラマ「いだてん」完全シナリオ集 第1部

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-16-391094-9
4-16-391094-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 575P 19cm
シリーズ名 NHK大河ドラマ「いだてん」完全シナリオ集

商品内容

要旨

本書は2019年1月6日から6月23日までNHK総合ほかにて放送された「大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』」第1回から第24回のシナリオ(決定稿)をまとめたものです。

出版社・メーカーコメント

「いだてん」は宮藤官九郎氏が、4年近い月日をかけて完成させた大傑作だ。第1部は、日本人で初めてオリンピックに出場した選手で「日本マラソンの父」と言われる金栗四三の半生を描いている。同時代に生きた落語家の古今亭志ん生の生き様を織り交ぜながら、日本の明治から昭和のスポーツ史を見事に面白く”物語”に仕立てた。これができるのは、エンターテインメント界のリーダー、宮藤官九郎しかいないだろう。スポーツへのリスペクトと、落語に対する愛がぎっしりと詰まった作品だ。この「完全シナリオ集」は、いわゆる決定稿と言われる役者やスタッフに配られる台本をまとめたものである。台本は撮影現場で適宜変更されるため、実際放送されたものとの違いを楽しむのも、通にはおすすめ。通でなくても、シナリオを読むことで、金栗四三の熱量や、若き志ん生の破天荒ぶりに泣いたり笑ったりができる。そして、じっくりと宮藤氏の天才性を知ることになるだろう。巻頭にはカラー8Pでドラマの名シーンが、巻末には、豪華なオリジナル企画が3本収録。中村勘九郎×綾瀬はるか対談/松尾スズキインタビュー/森山未來インタビュー役者が、宮藤脚本をどう解釈し、どう演じたかが分かり、これも面白い。ドラマは現在進行形だが、その間にシナリオを読めるのも貴重。全576ページという厚さだが、何度も読みたくなる作品だ。第2部も12月中旬に刊行予定

著者紹介

宮藤 官九郎 (クドウ カンクロウ)  
1970年、宮城県出身。脚本家、監督、俳優。91年、大人計画に参加。95年にはパンクコントバンド「グループ魂」を結成し、“暴動”の名でギターを担当。主なドラマの脚本に『木更津キャッツアイ』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)『タイガー&ドラゴン』(ギャラクシー賞テレビ部門大賞)『うぬぼれ刑事』(向田邦子賞)『あまちゃん』(東京ドラマアウォード2013脚本賞)『ゆとりですがなにか』(芸術選奨文部科学大臣賞他)。映画の脚本に『GO』(日本アカデミー賞最優秀脚本賞他)など。監督・脚本映画に『真夜中の弥次さん喜多さん』(新堂兼人賞金賞)など。舞台『鈍獣』で岸田國士戯曲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)