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事物のしるし 方法について

ちくま学芸文庫 ア27−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-480-09949-5
4-480-09949-2
税込価格 1,210円
頁数・縦 200,12P 15cm

商品内容

要旨

善き神は細部に宿る。その神とはしるしの主である―“ホモ・サケル”プロジェクト全4巻を完結させ、現代哲学を牽引してきたアガンベンが、人文科学における方法論の原理を論じるユニークかつ特異な一冊。つねにアガンベン自身が影響を受けてきたフーコーの仕事を起点として、「パラダイム」「しるし」「哲学的考古学」という鍵概念のもと、しるしの起源や特権的領域を探求する。古代・中世から現代に至るまでの知の諸相を自由自在に横断し、私たちを西洋思想史の彼方に誘う。文庫化に際し、新たな訳者解題を付す。

目次

第1章 パラダイムとはなにか
第2章 しるしの理論
第3章 哲学的考古学
新たなる方法序説―訳者あとがきにかえて(岡田温司)
パラダイムの倫理としるしの法―文庫版解題として(岡本源太)

著者紹介

アガンベン,ジョルジョ (アガンベン,ジョルジョ)   Agamben,Giorgio
1942年、ローマ生まれ。ローマ大学卒業。パリ国際哲学コレージュ、ヴェローナ大学、ヴェネツィア建築大学などで教鞭を執る。専門は哲学・美学
岡田 温司 (オカダ アツシ)  
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院教授。専門は西洋美術史・思想史。著書に『モランディとその時代』(2003、吉田秀和賞)、『フロイトのイタリア』(2008、読売文学賞)など
岡本 源太 (オカモト ゲンタ)  
1981年生まれ。京都大学大学院博士後期課程修了。現在、岡山大学大学院准教授。専門は美学。著書に『ジョルダーノ・ブルーノの哲学』(2012、新プラトン主義協会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)