• 本

漂う子

文春文庫 ま34−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-16-791384-7
4-16-791384-4
税込価格 902円
頁数・縦 296P 16cm

商品内容

要旨

恋人の教え子・紗智が父親と共に突然姿を消した。彼女を探すことになった二村直は、ただ一つの手掛りをもとに名古屋へ向かう。所在が分からない子供、「居所不明児童」という社会の闇を知るうちに、直は重大な決断を迫られる―。子を持つとは、親になるとはどういうことか。『デフ・ヴォイス』著者が描く問題作。

出版社・メーカーコメント

「デフ・ヴォイス」シリーズで話題の著者による傑作長篇!「居所不明児童」――親などに連れられ所在が分からなくなってしまう子どもたち。近年社会問題となっている「闇」を通して、「親と子」の在り方を問う物語。ある日、一人の少女が失踪した。恋人・祥子の教え子で、父親に連れられて姿を消した小学4年生の紗智。彼女を探すことになった二村直は、少女の背後に広がる「居所不明児童」、虐待や棄児、援助交際など、社会の闇を知ることになる――。自分自身の結婚への迷いや、親になることへの不安、そしてそれまで目を背けていた過去に対峙し、やがて直はある決断を迫られる。家族とは何か、親になるとはどういうことか、を問う物語。

著者紹介

丸山 正樹 (マルヤマ マサキ)  
1961年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。シナリオライターとして活動後、2011年、『デフ・ヴォイス』(文庫化に当り副題として「法廷の手話通訳士」)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)