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数と記号のふしぎ シンプルな形に秘められた謎と経緯とは?意外に身近な数学記号の世界へようこそ!

サイエンス・アイ新書 SIS−440

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-8156-0125-6
4-8156-0125-9
税込価格 1,100円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

朝起きて時刻を確認し、通勤電車に揺られ、仕事をして…。そうして夜眠るまで、「数字」を見ないという日はないでしょう。実はこの数字、記号の一種なのです。そして、数字とともに使われる「数学記号」のおかげで、私たちは身近な問題を解決したり、より深く物事を考えたりできます。本書では、そんな100以上の記号を取り上げ、歴史なども紐解きながら、1つの形に決まっていく面白さ、実際に何に使われているのかなど、さまざまな観点から眺めていきます。

目次

第1部 数字編 「数字記号」の発明が人と動物を分けた?(1対1対応?
エジプト数字って?
ギリシア数字って? ほか)
第2部 記号編 「記号」が読めれば数の世界をもっと楽しめる!(ローマン体とイタリック体
αはなぜ定数?xはなぜ変数?
{αn} ほか)
第3部 番外編 まだある!数学記号たち

おすすめコメント

たった1字、あるいは数字に深い意味や長い歴史が秘められている「記号」。実は、私たちが毎日使っている数字も記号です。「1」や「2」といった数は、概念に過ぎませんが、それに形を与えています。この数字記号にアルファベットなどで表す記号、独特の形をもつ記号を組み合わせることで、読み解けること、できることが増えていきます。たとえば、英語圏で書かれる文章で、もっとも使われている文字は「e」ですが、数学記号として見れば、e=2.71828 ……と無限につづく「超越数」と読めます。この凄そうな名前の持ち主というだけでなく、「ネイピア数」として、経済から医療、宇宙開発まで、さまざまな分野でひっぱりだこの記号と言っていいでしょう。そんなふうに意外と身近で奥深い、数と記号の世界をご案内します。

著者紹介

本丸 諒 (ホンマル リョウ)  
横浜市立大学卒業後、出版社に勤務し、サイエンス分野を中心に多数のベストセラー書を企画・編集。データ専門誌(月刊)の編集長としても敏腕をふるい、独立後、編集工房シラクサを設立。「理系テーマを文系向けに“超翻訳”する」サイエンスライターとしての技術には定評がある。日本数学協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)