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120年後の約束

出版社名 集英社クリエイティブ
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-420-31086-4
4-420-31086-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 319P 21cm

商品内容

要旨

子どもの虐待死が後を絶たない。いま、虐待死ゼロを目指し、医療の最前線で闘う人たちがいる。死をまぬがれた子どもたちの成長を、全力で支える人たちがいる。子どもの虐待防止の「今」を描くドキュメンタリーコミック!

目次

第1話 親ってなんですか
第2話 十字架を背負って
第3話 死を乗り越えた子どもたちへ

出版社・メーカーコメント

子どもの虐待死を防ぎ、生き延びた子どもを救うために! 小児科医や保健師たちの必死の努力を漫画化。子どもの死亡した原因を究明し、次の虐待死防止に役立てる 「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」の取り組みなど、子ども虐待防止の最前線を徹底取材した3つのドキュメンタリー。第1話『親ってなんですか』「親になること」に葛藤し苦しむ20歳の母。子どもの発育の遅れ、夫の無関心。そして自らの未熟な心。母子のために医療チームが出来ることは?第2話『十字架を背負って』生後10か月の男児の死因を、不明と診断した小児科医。しかし後日母親が虐待の疑いで逮捕された。見抜けなかったか。未然に母親の苦悩に寄り添えなかったのか。「子ども虐待の診断学」が欲しい。子どもの死亡した原因から次の虐待死を防止する“チャイルド・デス・レビュー(CDR)”など、医療界そして、虐待死防止の新たな扉を開く闘いに迫る。第3話『死を乗り越えた子どもたちへ』虐待を生き延び、生きづらさに苦しみながらさらなる闘いを強いられる子どもたち。自分を大切に思えない、命の大切さを実感できない彼らと「共に歩く」ための活動とは―。子ども虐待の報をニュースで耳にする度に、どうして助けてあげられないんだ、とだれもが憤る。しかし、幼い命を救おうと日々奮闘している人々が実はこんなにも存在する。誰も死なせたくない! 子ども虐待ゼロを目指した取り組みが漫画でわかる必読の一冊。

著者紹介

高倉 みどり (タカクラ ミドリ)  
北九州市出身。「月刊少年マガジン」で、料理の道を究めようとする主人公を描いた『旬―味彩の匠』、「good!アフタヌーン」で職場でのトラブルに心理学で切り込む『平松っさんの心理学』(いずれも講談社)などを連載。リイド社で時代劇なども手掛け、ジャンルをこえて幅広い漫画を執筆中
溝口 史剛 (ミゾグチ フミタケ)  
医学博士・前橋赤十字病院小児科副部長。群馬大学および埼玉医科大学非常勤講師。2012年より群馬県児童虐待防止医療アドバイザー。日本小児科学会認定小児科専門医。日本小児科学会子どもの死亡登録・検証委員会前委員長、日本子ども虐待医学会評議員、日本子ども虐待防止学会代議員、日本SIDS・乳幼児突然死予防学会評議員などを務める。子ども虐待防止に関わるさまざまな書籍を翻訳・監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)