中国統治のジレンマ 中央・地方関係の変容と未完の再集権
慶應義塾大学法学研究会叢書 90
出版社名 | 慶應義塾大学法学研究会 |
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出版年月 | 2019年12月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2648-9
(4-7664-2648-7) |
税込価格 | 5,720円 |
頁数・縦 | 282,5P 22cm |
商品内容
要旨 |
現代中国の中央・地方関係を理解するための視座。中国における一九九〇年代半ば以降の再集権、そして近年推進される「再分権」を検証するとともに、その一方で強化される監視体制や、地方での政策執行を促進するためのインセンティブ・メカニズムを考察し、中央・地方関係の構造を明らかにする。 |
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目次 |
中央・地方関係をめぐる議論とその課題 |
おすすめコメント
80年代の改革・解放政策によって分権が進み、地方の台頭に関心が高まると、90年代半ば以降、中国では中央政府により再び集権が進んだ。現代中国における中央・地方の関係はどのように変化し、またどのように論じられてきたのか。分権を進める習近平政権を考える上で示唆となる新たな分析モデルを提示する。