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FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略

出版社名 サンマーク出版
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-7631-3800-2
4-7631-3800-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 335P 19cm

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要旨

ある目標を達成するのに、自分の「意志の力」が重要とされることが多い。私たちは、しばしば「意志が弱い」ために、たとえばダイエットや禁煙などの目標達成に挫折する。だが、それは本当に自分の意志だけが原因なのだろうか。目標達成に「意志の力」よりも重要なものがあるのではないだろうか。本書では、原題に『Willpower Doesn’t Work(意志力など役に立たない)』とあるように、目標達成をはじめ、個人の能力や資質、行動、性格などには、各々の「意志」よりも「環境」が大きく影響すると主張。本書で言う「環境」には、人間関係を構築する相手、受け取る情報なども含まれるが、自らを取り巻く環境をコントロールすることで、能力を高め、目標や理想を実現できる、と論じる。そして、数々の研究結果や事例をもとに、その具体的な方法を提案している。著者は、組織心理学者、著作家、起業家。ブログ・サービス「Medium」で多くのフォロワーを持ち、心理学専門誌の電子版「サイコロジー・トゥデイ」などに寄稿。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年2月7日]

商品内容

要旨

米国気鋭の組織心理学者が、神経科学から経済理論に至るサイエンスリサーチ、古今東西の史実調査、そして膨大な数の個人体験を10年かけて分析し導き出した全人類に共通する「人の行動能力のメカニズム」。

目次

1 人間は「環境」の産物(科学が存在を認めた「場所」の効果―経済的ステータスさえ「居住地」次第
「遺伝子」にすら影響が及ぶ―高い目標設定も、てんで役に立たない
これが「最有効戦略」だ―必要なのは「強ストレス」と「強回復」)
2 意志力に頼るのをやめる(ねらって「至高状態」になる―リカバリーに徹する「一時離脱」
「神聖な場所」を作る―宗教、というより「修正作業場」としての
すべてを「整理整頓」せよ―悲しき「収集癖」を乗り越える
最初から「悪い選択」がないようにする―環境に自分を「設定」し直してもらう
「サボタージュ」に反旗を翻す―「折れない心」はない。ならどうする?)
3 「外的力」で驚異的なブーストを図る(能力の底上げが「不可避」な状況―「門限」が至るところにある
「つらい経験」がないとダメ―「スポンジ」のように学べる人になる
「やる気」を外から取り込む―モチベーションさえ環境が生む
ニュー・ワークルール―「オフィス」だから仕事ができない?新・労働環境論
「誰といるか」が極めて重要―「世界観」が音を立てて変わる
「古巣」は偉大―家系・創業史・ルーツ…―歴史を知る人ほど有能な傾向)

おすすめコメント

『Willpower DoesnVt Work』(『意志力は役に立たない』)と銘打たれ刊行されるやいなや、全米ベストセラーとなった本が、ついに邦訳となります。米国気鋭の組織心理学者として活躍するハーディ氏は、人間の能力や才能は「努力や気合い、意志の力といった精神的要素ではなく、その人を取り巻く状況といった『環境』が決める」と、最新の心理学研究や古今東西の史実調査、そして膨大な数の実体験を分析した結果、たどり着きます。どんな環境なら自分の能力が最大化するのか――最新の科学的エビデンスを基に、自分の全能力を底上げする最有効戦略を明かします。

著者紹介

ハーディ,ベンジャミン (ハーディ,ベンジャミン)   Hardy,Benjamin
組織心理学者、著作家、起業家。クレムソン大学大学院博士課程修了。ブログ・サービス「Medium」で多くのフォロワーを持ち、そのネット上のプレゼンスと影響力は、『フォーブス』『サイコロジー・トゥデイ』『フォーチュン』などで取り上げられた。心理学専門誌の電子版「サイコロジー・トゥデイ」などに寄稿中。現在、アメリカのフロリタ州で妻と5人の子どもたちとともに暮らしている
松丸 さとみ (マツマル サトミ)  
フリーランス翻訳者・ライター。学生、日系企業駐在員として英国ロンドンで6年強過ごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)