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人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-16-391169-4
4-16-391169-3
税込価格 2,530円
頁数・縦 335P 20cm

商品内容

要旨

はじまりは4万年前、太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。それはなぜ今あるような“神”になったのか。ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教へ―。膨大な文献資料の分析から、キリスト教以前のユダヤ教やイスラム教までも取り込み、“神”の人類史を解明する。

目次

“神”の似姿を求めて
第1部 伏在する魂(エデンの園のアダムとイヴ
獣たちの王
樹幹に見える顔)
第2部 人格化された“神”(狩猟民から農耕民へ
高位の神々
神々の中の最高神)
第3部 “神”とは何か?(一神教の“神”
三位一体の“神”
すべてに遍在する“神”)
万物の創造を司る「一なるもの」

出版社・メーカーコメント

4万年前、人類は洞窟の奥に祭壇と壁画を残した。サピエンスと〈神〉の歴史は、そこからはじまる。「宗教を知れば世界が見える。宗教を知る一つの方法になるこの書は、知的興奮に満ちています」池上彰(解説より)人類と〈神〉との出会いから数万年。われわれの知る〈神〉はいかにして生まれたのか。カリスマ宗教学者が、認知科学、考古学、歴史学の最新知見を総動員して、サピエンスと〈神〉の歴史をあざやかに紐解いてみせる。太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。それが宗教の始まりだった。そこには描かれているのは獣と人間を結合せた架空の動物。エジプトの神々も動物の頭部を持つなど多様な姿を持つ抽象的な存在だった。それはなぜ今あるような〈神〉になったのか。ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、そしてキリスト教へ――。〈神〉の姿はサピエンスの歴史とともに変化する、人類の政治や社会の写し絵でもあった!全米に衝撃をもたらし、日本でも話題となった前作『イエス・キリストは実在したのか?』で、「人間としてのイエス」の実像を鮮やかに描き出したレザー・アスランが、膨大な文献資料の分析から、ついにキリスト教以前のユダヤ教やイスラム教までも取り込み、〈神〉のサピエンス史を解明する。

著者紹介

アスラン,レザー (アスラン,レザー)   Aslan,Reza
1972年、テヘラン生まれ。イラン革命時に家族とともに米国に亡命。サンタ・クララ大学で宗教学を学び、ハーヴァード大学神学大学院で宗教史をテーマに修士号を取得、そのあとアイオワ大学創作学科小説部門で修士号、同大学でトルーマン・カポーティ基金小説部門の特別研究員および中東・イスラーム学の講師を務めたあと、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で宗教社会学の博士号を取得。現在、カリフォルニア大学リバーサイド校創作学科終身在職教授。CBSニュース、ナイトラインなどのTV番組の中東アナリスト
白須 英子 (シラス ヒデコ)  
日本女子大学英文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)