この恋は、はかなくても
二見文庫 ガ5−1 ザ・ミステリ・コレクション
出版社名 | 二見書房 |
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出版年月 | 2020年4月 |
ISBNコード |
978-4-576-20039-2
(4-576-20039-9) |
税込価格 | 1,188円 |
頁数・縦 | 435P 15cm |
商品内容
要旨 |
セキュリティ会社に勤めるナズは、ロシア人大富豪の妻エヴァの監視を命じられる。富豪の妻として甘やかされ、何度も家出をしている女性の見張り番など退屈な仕事だ。そう覚悟するが、ある日、麻薬密売人に絡まれているところを助けたとき、美しいだけではないエヴァに魅せられる。一方のエヴァも、“元警官”のナズにひと目で惹かれ、何度も偶然出くわすうちに自分の気持ちを抑えられなくなった。実は富豪の妻ではなく、ある理由で脅され続けていたと打ち明けるエヴァ。だが、身分を偽るナズは…。 |
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おすすめコメント
セキュリティサービス会社、メトリックスで働くナサール。上司に指示された仕事は、ロシア人大富豪ディミトリの家出した妻エヴァリナを監視し定期的に状況を報告することで、甘やかされたわがままな女性の気まぐれか、と軽い気持ちで引き受けた。いつものようにエヴァリナを監視している時に、麻薬密売人たちに絡まれ襲われそうになっている彼女を救い出すが、思いがけずエヴァリナと接触したナサールは、外見の美しさだけではなく聡明で機智に富んだ人柄にどんどん惹かれていく。身分を偽って彼女と接することに罪悪感を覚え、本当のことを打ち明けようとするものの、なかなかそのきっかけがつかめない。そんな中、エヴァリナの口から語られたのは、婚姻歴がないことと、ディミトリに7年にもわたり囲われ、支配され、病気の母親を盾に脅され、虐待され続けてきたという事実だった。そういう生活から命からがら逃げだし、身分を偽ってひっそりと生活しているというエヴァリナにナサールは自分の身元を明かし、ニューヨークへ逃げる決意をする。果たして二人はディミトリの魔の手から無事に逃げ出すことができるのか? 二人の恋の行方は? 最後まで目が離せない、ハラハラドキドキのロマンス。