読み替えられた日本書紀
角川選書 642
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2020年10月 |
ISBNコード |
978-4-04-703701-4
(4-04-703701-X) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 302P 19cm |
商品内容
要旨 |
完成以降1300年、正史『日本書紀』の神話は不変ではなく、時代的な背景や為政者の思惑で大きく変化し続けてきた。たとえば中世において、太陽の女神アマテラスは、蛇体の神になり仏教を広める役割を担った。英雄スサノヲが地獄の閻魔大王とされたこともある。その変容は、「日本」という国の認識が、常に更新されてきたことを浮かび上がらせる。中世を起点に近現代へ、そして古代へ。壮大な受容史をたどる。 |
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目次 |
プロローグ 『日本書紀』一三〇〇年紀にむけて |
出版社・メーカーコメント
日本書紀成立、1300年。為政者たちの”解釈”でさまざまに変容してきた日本書紀の成立以後、様々な注釈書が生まれた。一方で為政者の都合による解釈も行われた。とくに中世は、教や陰陽道などを使って注釈され、原典とは異なる「日本紀」が再創建された。日本書紀の受容の歴史をたどる。