ヒトの言葉機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学
角川新書 K−339
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2020年11月 |
ISBNコード |
978-4-04-082348-5
(4-04-082348-6) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 254P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 SiriやAlexaといった音声アシスタントや、Pepperなどの人型ロボットは人の言葉を聞き取って応答する。だが、それらに搭載されたAIは、人間と同じように言葉を理解した上で話をしているわけではない。人間の言葉の持つ曖昧さや、状況に応じてさまざまな意図を伝えるという側面が、AIにとっては難しいからだ。本書では、AIが人間の言葉を話す仕組みを紹介した上で、「人間が言葉を理解するとはどういうことか」「そもそも言葉の意味とは何か」といったテーマを、日常的な実例や言語学などの研究成果を引きながら論じている。コミュニケーションにおいて相手の「意図」を理解するには、状況や関係性を瞬時に判断しつつ、言外の意味まで考慮に入れなければならないが、人間はそれを無意識のうちに行っている。AIが人間と同じようにそれを行い、スムーズに会話ができるようになるまでには長い時間がかかるという。なぜなのだろうか? 著者は、九州大学などで言語学を専攻し、博士号を取得。津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授などを経て、言語学や情報科学をテーマに著作活動を行っている。 |
商品内容
要旨 |
AIが発達しつつある今、改めて「言葉とは何か」を問い直す。AIと普通に話せる日はくるのか。人工知能と向き合う前に心がけるべきことは何か。そもそも私たちは「言葉の意味とは何か」を理解しているのか―「理論言語学」出身にして気鋭の作家が、言葉の「不思議」と「未解決の謎」に迫る。 |
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目次 |
第1章 機械の言葉の現状(コンピュータの内側で、言葉はどう扱われるのか |
出版社・メーカーコメント
AIが発達しつつあるいま、改めて「言葉とは何か」を問い直すAIと普通に話せる日はくるか。人工知能と向き合う前に心がけるべきことは。そもそも私たちは「言葉の意味とは何か」を理解しているか。理論言語学出身の気鋭の作家が、言葉の「不思議」と「未解決の謎」に迫る