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暴力 手すりなき思考

叢書・ウニベルシタス 1126

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-588-01126-9
4-588-01126-X
税込価格 4,620円
頁数・縦 350,6,15P 20cm

商品内容

要旨

正しい「暴力」はあるのか?戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」とどう向き合えばいいのか。早急な正当化や基礎づけ主義、ニヒリズムに抗して、自由で公平な議論の場を創り出すために、暴力をめぐる絶えざる反省、「手すりなき思考」が今こそ必要だと問いかける。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。

目次

第1章 カール・シュミットのアポリア(カール・シュミットの曖昧な遺産
政治的なもの―友/敵の区別 ほか)
第2章 ヴァルター・ベンヤミン―神的暴力?(政治的文脈
法措定的暴力と法維持的暴力 ほか)
第3章 ハンナ・アーレント―権力と暴力(歴史的背景
権力と暴力の対立 ほか)
第4章 フランツ・ファノンの暴力批判(歴史的文脈
自然発生的暴力―その強さと弱さ ほか)
第5章 ヤン・アスマン―モーセ的区別と宗教的暴力(モーセ的区別
モーセ的区別の脱構築 ほか)
第6章 暴力と非暴力についての考察

著者紹介

バーンスタイン,リチャード・J. (バーンスタイン,リチャードJ.)   Bernstein,Richard J.
1932年生まれ。ペンシルヴァニア大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現在はニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチに所属。主としてプラグマティズムを研究
齋藤 元紀 (サイトウ モトキ)  
1968年生まれ。高千穂大学教授
梅田 孝太 (ウメダ コウタ)  
1980年生まれ。上智大学ほか非常勤講師
大久保 歩 (オオクボ アユム)  
1972年生まれ。大阪大学文学研究科博士後期課程在籍
大森 一三 (オオモリ イチゾウ)  
1982年生まれ。東京学芸大学特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)