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未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論

光文社新書 1122

出版社名 光文社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-334-04529-6
4-334-04529-4
税込価格 990円
頁数・縦 316P 18cm

商品内容

要旨

心理学、生理学、脳科学、量子論、人工知能、仏教、哲学、アート、文学、サブカルを横断し、世界の秘密に挑む。気鋭の心理学者による“トンデモ本”。

目次

自由意志と決定論と
暴走する脳は自分の意志では止められない
AI
そもそも人間の知っている世界とは?―知覚について
何が現実か?唯識、夢、VR、二次元
量子論
意識の科学の歴史
意識の正体
ベルクソン哲学にヒントが!
ベクションと心理学的決定論
マルクス・ガブリエルの新実在論
アートによる試み(妹尾の場合)
Cutting Edgeな時代に生きる

出版社・メーカーコメント

心理学、生理学、脳科学、仏教、哲学、アート、文学、これらには一貫性がある。それは心理学的決定論という相似形が必ず現れるということだ。異なるアプローチ法によっても、たどり着く到達点は常に同じだった。それは、我々の自由意志とは錯覚であり、幻想であるという事実だ。我々の行動は全て事前に決まっている。環境と自己との相互作用による脳の働きによって、必然的で不可避な一つの行動に、我々は導かれる。我々は神の操り人形であるが、その神とは自分自身と世界(外界)との相互作用のことなのである。

著者紹介

妹尾 武治 (セノオ タケハル)  
九州大学大学院芸術工学研究院准教授。東京大学IML特任研究員、日本学術振興会特別研究員(SPD)、オーストラリア・ウーロンゴン大学客員研究員を経て、現職。東京大学大学院人文社会系研究科(心理学研究室)修了。心理学博士。専門は知覚心理学だが、これまで心理学全般について研究及び授業を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)