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小中一貫教育の実証的検証 心理学による子ども意識調査と教育学による一貫校分析

出版社名 花伝社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7634-0959-1
4-7634-0959-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 190P 21cm

商品内容

要旨

小中一貫教育は、子どもたちにどんな影響をおよぼしたのか?新自由主義的教育改革の目玉政策として導入され、全国に広がった小中一貫校制度。一貫校と非一貫校の調査研究結果の比較、心理学と教育学の科学的観点から導き出された、学校環境と子どもたちの発達の関係とは―その教育的効果とデメリットについて、実証的に検証することを目的として、心理学と教育学の学際的研究を2012年にスタートさせた。その9年間に及ぶ研究成果。

目次

第1部 調査研究グループの研究成果のまとめ(小中一貫教育科研の調査研究は何を明らかにしたのか―調査研究の問題意識と概要
第1期(2013〜14年度)における調査結果
第2期(2015〜17年度)における調査結果
第3期(2018〜19年度)における調査結果
X市における一貫校と非一貫校との比較
児童生徒を対象とした大規模調査が明らかにしたこと
発達心理学は調査結果から何が言えるのか
子どもの発達段階の節目を保障できる小中一貫教育とは
本研究の意義と今後の課題)
第2部 教育学からみた小中一貫教育(小中一貫校の20年―「平成の学制大改革」から「地方創生」へ
東京・品川区の施設一体型小中一貫校(義務教育学校)の教育の批判的検証
呉市小中一貫教育がもらたしたもの―「栄光」の陰に貫く上位下達の学校管理
小中一貫教育の問題点、矛盾、現実―座談会・研究から見えてきたもの)

著者紹介

梅原 利夫 (ウメハラ トシオ)  
和光大学名誉教授、民主教育研究所代表。専攻は教育課程論
都筑 学 (ツズキ マナブ)  
中央大学文学部教授。博士(教育学)。専門は発達心理学
山本 由美 (ヤマモト ユミ)  
和光大学現代人間学部教授。専門は教育行政学
岡田 有司 (オカダ ユウジ)  
東京都立大学大学教育センター准教授。専門は教育心理学、発達心理学
金子 泰之 (カネコ ヤスユキ)  
静岡大学教職センター講師。博士(心理学)。専門は教育心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)