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「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる

NHK出版新書 653

出版社名 NHK出版
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-14-088653-3
4-14-088653-6
税込価格 968円
頁数・縦 234P 18cm

商品内容

要旨

アフターコロナの日本経済を活性化するためには、政府が膨大な現金をばらまいて需要を喚起し、緩やかなインフレ好況状態をつくり出すことが必要だ。いかにしてそれは可能か?そこにはどのような問題があるのか?日本経済の停滞が指摘されるなか、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が熱く説く!

目次

第1章 コロナ不況と経済政策(大切なのは経済か、命か
コロナ危機下の経済政策―コールドスリープせよ
GoToキャンペーンの是非を問う
反緊縮で日本は甦る)
第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か(現状と歴史はどうなっているか
ベーシックインカムと「自助・共助・公助」
生活保護は廃止してもよいのか
二階建てベーシックインカムへの道)
第3章 政府の「借金」はどこまで可能か(財政赤字をめぐる三つの立場
現代の貨幣制度とMMT
お金はいつ生まれ、いつ消えるのか
政府の「借金」はなぜ問題ないのか
補論 ドーマー条件と横断性条件)
第4章 脱成長の不都合な真実(完全雇用が達成されればよいのか
デフレマインドが日本を滅ぼす
脱成長論とグリーン・マルクス主義
なぜ経済成長が必要なのか)

出版社・メーカーコメント

アフターコロナの日本経済を活性化させるには、膨大な現金をバラまき、緩やかなインフレ好況をつくり出すことが必要だ。いかにしてそれは可能か? そこには何の問題もないのか? 近代資本主義の閉塞が指摘される今、増税路線でも脱成長でもない「ラディカルな解決策」を、注目の経済学者が説く決定版!

著者紹介

井上 智洋 (イノウエ トモヒロ)  
駒澤大学経済学部准教授。経済学者。慶應義塾大学環境情報学部卒業。IT企業勤務を経て、早稲田大学大学院経済学研究科に入学。同大学院にて博士(経済学)を取得。2017年から現職。専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)