商品内容
要旨 |
近代科学と小説―資本主義という宗教の二面性を照らし出す二つの言説。近代はすでに「われわれの時代」である。「自由」「平等」「人権」…貨幣経済の下に生きる現在のわれわれの価値観をなす概念はもとより、感受性すらも主としてこの時代に作られ、ずっと維持されてきた。その根源に肉薄する。 |
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目次 |
失敗した贋金作り |
要旨 |
近代科学と小説―資本主義という宗教の二面性を照らし出す二つの言説。近代はすでに「われわれの時代」である。「自由」「平等」「人権」…貨幣経済の下に生きる現在のわれわれの価値観をなす概念はもとより、感受性すらも主としてこの時代に作られ、ずっと維持されてきた。その根源に肉薄する。 |
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目次 |
失敗した贋金作り |
0100000000000034202300
4-06-522708-9
〈世界史〉の哲学 近代篇1
大澤真幸/著
講談社
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BK
出版社・メーカーコメント
資本主義の生育の土壌としては、イスラーム教圏や中華文明のほうが遥かに有利であったように見える。しかし実際に、無限の資本蓄積を求める「主体」が生まれ出たのは「長い16世紀」を経た西洋キリスト教圏からだった! 見えない時間を先取りし、終わってはならない経済「ゲーム」が終わることへの恐怖によって動くシステムはいかにして生まれたのか? プロテスタンティズムの倫理の特異性をあらためて腑分けし、近代が生み出した新たな「人間」存在の本質を解明する。