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シン・エヴァンゲリオン論

河出新書 034

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-309-63135-6
4-309-63135-5
税込価格 968円
頁数・縦 244P 18cm

商品内容

要旨

一九九五年に始まった庵野秀明監督作品『新世紀エヴァンゲリオン』は、衝撃の最終回を引き金に、一大ブームを巻き起こす。そして二〇二一年、『エヴァ』はついに完結した。四半世紀の間、庵野は『シン・ゴジラ』など実写作品も挟みながら、「虚構と現実」のはざまで、何を求め続けたのか。庵野を中心に制作者の発言を縦横に参照しつつ、その軌跡を論じる試みは、おのずと戦後日本精神史にして「オタク」の成熟の物語となるだろう。

目次

まえがき―『エヴァンゲリオン』という巨大な「インパクト」
1 往相(『新世紀エヴァンゲリオン』
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版Air/まごころを、君に』)
2 儀式(『ラブ&ポップ』
『GAMERA1999』
『式日』 ほか)
3 還相(『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』
『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』
『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 ほか)

出版社・メーカーコメント

テレビ版の放送開始から26年、ついに完結を迎えた大ヒット作品『エヴァンゲリオン』を詳細に読み解く。それは戦後日本の精神史・文化史であり、オタクの成熟の物語ともなるだろう。

著者紹介

藤田 直哉 (フジタ ナオヤ)  
1983年、札幌市生まれ。批評家。日本映画大学准教授。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了。2008年、「消失点、暗黒の塔」で第3回日本SF評論賞選考委員特別賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)