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きみが死んだあとで

出版社名 晶文社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-7949-7269-9
4-7949-7269-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 442P 19cm

商品内容

要旨

1967年10月8日、佐藤栄作首相の南ベトナム訪問阻止を図った全学連が、羽田・弁天橋で機動隊と激突、当時18歳だった京大生・山〓博昭さんが死亡した10・8羽田闘争。この“伝説の学生運動”に関わった若者たちのその後を描いた長編ドキュメンタリー映画『きみが死んだあとで』を書籍化。山本義隆(元東大全共闘議長)、三田誠広(作家)、佐々木幹郎(詩人)をはじめ、当時の関係者への延べ90時間に及ぶ取材メモをもとにした、映画未収録インタビューを含む口承ドキュメンタリー完全版。「しらけ世代」の代島監督がいちばん憧れた「全共闘世代」のヒーロー、秋田明大(元日大全共闘議長)に迫る書き下ろし原稿も掲載!若者は「10・8後」をどう生きたのか。あの時代の貴重な証言がここに。

目次

「よく見比べてから判断したいので、いまは入りません」とお断りしました。―向千衣子さんの話
捕虜を撃ち殺す写真を見たのは大きかった。―北本修二さんの話
内ゲバは厭やね。だけど指令があれば、いや、わからないな…。―山〓建夫さんの話
だから「襟裳岬」をふと耳にするだけで胸がジンとする。―三田誠広さんの話
もうちょっとで山〓の一周忌やなあと思ったんですけど、その前にやめました。―岩脇正人さんの話
何の役にも立たない老人に、何の意味があるんだと思うでしょうけど。―佐々木幹郎さんの話
49歳ではじめて没頭したんです、いまの仕事に。―赤松英一さんの話
大学では剣道部。もともとは右翼ちっくな少年だったんですが。―島元健作さんの話
わが子に「命」が何なのかを教えてもらいました。―田谷幸雄さんの話
高校時代は何にでもなれると思ってたけど、何にもなれなかったっていうような人生ですね。―黒瀬準さんの話〔ほか〕

著者紹介

代島 治彦 (ダイシマ ハルヒコ)  
1958年、埼玉県生まれ。映画監督、映画プロデューサー。『三里塚のイカロス』(2017年/監督)で第72回毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞受賞。他の映画作品に『パイナップルツアーズ』(1992年/製作/第42回ベルリン国際映画祭招待作品・第33回日本映画監督協会新人賞受賞)など。1994年から2003年まで、映画館BOX東中野(2004年以降は「ポレポレ東中野」)の代表を務めた。テレビ番組『戦争へのまなざし 映画作家・黒木和雄の世界』(2006年/NHK・ETV特集)でギャラクシー賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)