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大阪時事新報の研究 「関西ジャーナリズム」と福澤精神

叢書パルマコン 05

出版社名 創元社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-422-20297-6
4-422-20297-9
税込価格 4,620円
頁数・縦 405P 21cm

商品内容

要旨

新聞の未来をも逆照射する、「商業的負け組」のメディア史論。『朝日』や『毎日』の正史からは見えない、もうひとつの大阪。

目次

はじめに 関西ジャーナリズムの系譜学
序章 実業の都と福澤精神
第1章 大関西圏構築の夢―帝国を疾駆する「汽車博」
第2章 夕刊発行と時間軸の拡大―化け込み記者・下山京子
第3章 リベラルな場としての大阪社会部―主義者・難波英夫
第4章 距離を埋めるテクノロジー―「東京電話」
第5章 福澤精神の射程―主筆・土屋大夢がみた大衆
第6章 “二流紙”の日本主義―「メディアと戦争」異聞
第7章 「地方」の動員―新聞統合と大阪新聞の誕生
第8章 よみがえる大阪時事―戦後の復刊
おわりに 規範論を越えて

著者紹介

松尾 理也 (マツオ ミチヤ)  
1965年兵庫県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。産経新聞社に入社し、大阪社会部、東京社会部、外信部を経てロサンゼルス特派員、ニューヨーク特派員、フジサンケイビジネスアイ編集長などを歴任。大阪芸術大学短期大学部に転じ、教授、メディア・芸術学科長。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)