• 本

アジア遊学 259

書物のなかの近世国家 東アジア「一統志」の時代

  • 小二田章/編 高井康典行/編 吉野正史/編 竹内洋介/〔ほか執筆〕
出版社名 勉誠社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-585-32505-5
4-585-32505-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 277P 21cm
シリーズ名 アジア遊学

商品内容

要旨

中国王朝が自らの領域の全体を明示すべく、各地域の歴史とデータを集積し作り上げた総合的書物「一統志」。元・明・清において編まれたこれらの書籍は、東アジア諸国や欧州へも伝播し、近代の地誌・歴史編纂にも影響を与えるものであった。近代的領域認識の萌芽を体現するこれらの編纂物は、いかなる時代状況において作られたものであったのか。編纂前史から、王朝三代にわたり編纂されたそれぞれの「一統志」のあり方、周辺諸国や後代に与えた影響を考察し、「一統志の時代」を浮かび上がらせる。

目次

1 一統志以前
2 大元一統志
3 大明一統志
4 大清一統志
5 東アジアの一統志
6 一統志のかなた