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エロスとタナトス、あるいは愉悦と戦慄 ジョゼフ・ライト・オヴ・ダービーからポール・ナッシュへ

イギリス美術叢書 6

出版社名 ありな書房
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-7566-2176-4
4-7566-2176-7
税込価格 5,280円
頁数・縦 262P 22cm

商品内容

要旨

ジョゼフ・ライト・オヴ・ダービーの描く子どもたちに、バーン=ジョーンズの描く哀しきアンチヒロインに、シメオン・ソロモンの描くバッコス/両性具有に、J.W.ウォーターハウスの描く水界のニンフたちに、ウォルター・シッカートの料理する愉悦と戦慄に、ポール・ナッシュの描く海辺のシュルレアリスムに、これらの創造の軌跡とさまざまな美的表象を探り、イギリス近代美術に潜むエロスとタナトスを視覚化する!

目次

プロローグ ヴェールを剥がす―地下へ
第1章 秘匿の遊戯―ジョゼフ・ライト・オヴ・ダービー『〓燭の光のもとで子猫に着替えをさせる二人の少女』
第2章 バーン=ジョーンズ『シドニア・フォン・ボルク』―哀しきアンチヒロイン
第3章 バッコスの二つの顔―シメオン・ソロモンの死と再生
第4章 誘惑する水界―J.W.ウォーターハウス『ヒュラスとニンフたち』における邂逅
第5章 ミュージックホールと鉄製ベッド―ウォルター・シッカートの猥雑なインテリア
第6章 海辺のシュルレアリスム―ポール・ナッシュの一九三〇年代
エピローグ 薔薇でおおう―表面へ

著者紹介

山口 惠里子 (ヤマグチ エリコ)  
筑波大学人文社会系教授/イギリス美術史
富岡 進一 (トミオカ シンイチ)  
郡山市立美術館主任学芸員/イギリス美術史
小野寺 玲子 (オノデラ レイコ)  
横浜美術大学美術学部教授/イギリス美術史
田中 裕介 (タナカ ユウスケ)  
青山学院大学文学部教授/イギリス文学・文化史
若名 咲香 (ワカナ サヤカ)  
盛岡大学文学部助教/イギリス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)