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夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-7816-2012-1
4-7816-2012-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

文学賞情報

2022年 第32回 紫式部文学賞受賞

要旨

ロシアは今、どうなっているのか。高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。

目次

未知なる恍惚
バイオリン弾きの故郷
合言葉は「バイシュンフ!」
レーニン像とディスコ
お城の学校、言葉の魔法
殺人事件と神様
インガの大事な因果の話
サーカスの少年は星を〓みたい
見えるのに変えられない未来
法秩序を担えば法は犯せる〔ほか〕

著者紹介

奈倉 有里 (ナグラ ユリ)  
1982年12月6日東京生まれ。2002年からペテルブルグの語学学校でロシア語を学び、その後モスクワに移住、モスクワ大学予備科を経て、ロシア国立ゴーリキー文学大学に入学、2008年に日本人として初めて卒業し、「文学従事者」という学士資格を取得。東京大学大学院修士課程を経て博士課程満期退学。博士(文学)。研究分野はロシア詩、現代ロシア文学。2021年、博士論文『アレクサンドル・ブローク 批評と詩学―焼身から世界の火災へ』で第2回東京大学而立賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)