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「世間」心得帖

ちくま文庫 あ26−11

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-480-43773-0
4-480-43773-8
税込価格 858円
頁数・縦 227P 15cm

商品内容

要旨

「社会学部はあっても世間学部はなくて、世間そのものは厳然としてあるのだった。世間は学問のレベルをはるかに超越した虚空にあるものと思えた」。若き日に学んだ「世間」、万華鏡のように千変万化する文士的「世間」、夫婦の、老人の…変遷するこの不可思議なものを追いながら、巷に潜む「世間」を描く。博識と豊富な経験とユーモアが横溢し、熟達の筆が明らかにする「世間」の姿とは。

目次

序章 「世間知らず」から始まる
1 あの世と脳内世間
2 世間というワクチン
3 文士と世間万華鏡
4 「世間」を味わいつくす

出版社・メーカーコメント

世間知らずの若き日に学んだ世間、文士の万華鏡的世間、長年「世間」について考察してきた著者が、経験と博識とユーモアを駆使して語る巷の真実。

著者紹介

嵐山 光三郎 (アラシヤマ コウザブロウ)  
1942年静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』(のちに『芭蕉紀行』に改題)によりJTB紀行文学大賞受賞。新たな芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)