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マルクス派数理政治経済学

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-7664-2777-6
4-7664-2777-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 223P 22cm

商品内容

要旨

中間層の動向や税制・社会保障政策が政権交代に与える影響、米中覇権争いと経済の再ブロック化の意味など、具体的・今日的課題を取り上げ、精緻な数理モデルを用いて新たな視角と知見を提供する。現代に呼吸するマルクス経済学の最前線へ!

目次

第1部 階級闘争の個人合理的条件と実現可能性(個人合理性に基づく社会運動の数理モデル
社会運動モデルに多数決政治を組み込んだ場合 ほか)
第2部 中間層、階級同盟と政治の両極分化(中間層を考慮した社会運動モデル
2争点で分割された4階級の同盟と対抗 ほか)
第3部 所得再分配をめぐる政権選択と政権交代(所得再分配政策を争点とした政権選択のモデル
所得再分配の結果としての周期的政権交代と政権の中立化 ほか)
第4部 覇権システム、帝国主義と世界再分割戦争(新興・先進国間の不均等発展、帝国主義戦争モデルと覇権交代モデル
不均等発展する先発/後発帝国主義の世界再分割モデル)
第5部 前近代帝国主義の奴隷調達と国内搾取(古代ローマにおける奴隷の搾取と調達の微分方程式モデル
古代ローマ奴隷制の捕食者・被食者モデル)

出版社・メーカーコメント

精緻な数理モデルを使って「マルクス派最適成長モデル」を展開してきた著者が、階級闘争や覇権システムなど、マルクス経済学のさらなる重要テーマに挑む。中間層の動向や税制・社会保障政策が政権交代に与える影響、米中覇権争いとブロック経済化の意味など、具体的・今日的事例を取り上げ、モデル分析により新たな知見を提供する。マルクス経済学の最前線へ。

著者紹介

大西 広 (オオニシ ヒロシ)  
慶應義塾大学経済学部教授、経済学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)