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こわい本 9

角川ホラー文庫 う1−19

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-04-108998-9
4-04-108998-0
税込価格 968円
頁数・縦 364P 15cm
シリーズ名 こわい本

商品内容

要旨

絵美は幼いころから鏡の前で美しい自分の姿を見るのが大好きだった。ある時、鏡の中の自分が鏡からぬけ出し…(「鏡」)。あぐりは学校で音読中や運動中に突然ねむりこける“ねむり病”になってしまう。夢の中では自分が人形になっており、お母さんが寂しそうに自分を見つめていて…(「ねむり少女」)。ほか「のろいの面」「青い大きい鹿の死」を収録。人間関係における負の感情を掬いとり、悲しみと慈しみを描いたゴシック短篇集。

出版社・メーカーコメント

私を妬んでいるのは鏡の中の自分?鏡の中にいる私が抜け出してきて――洋館、美少女、人形、呪いの面、意思を持ったバス……。妬み、子を思う気持ち、友情、復讐など、人間関係の中に生じる心の影の部分を掬い取ったゴシック短篇。恐怖の中にこそ、悲しみと慈しみを感じる傑作

著者紹介

楳図 かずお (ウメズ カズオ)  
1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ、“グワシ”は社会現象となった。このほか、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)