旅のネコと神社のクスノキ
出版社名 | スイッチ・パブリッシング |
---|---|
出版年月 | 2022年8月 |
ISBNコード |
978-4-88418-592-3
(4-88418-592-7) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 1冊(ページ付なし) 26cm |
商品内容
要旨 |
広島にある被爆建物の記憶を伝える忘れてはいけない物語―絵本はここまで出来るのか!見るだけ読むだけでは済まない77年前の真実。 |
---|
出版社・メーカーコメント
被服支廠には枯れ草があった。それだけでも嬉しい?? 作 池澤夏樹 この建物は生きている?? 絵 黒田征太郎 現存する被爆建物「旧広島陸軍被服支廠」をテーマに、日本を代表する作家の池澤夏樹と黒田征太郎が言葉と絵と木工作品を交えた新しい絵本を作りました。主人公のネコとクスノキの対話を通して、戦争、平和、そしていのちとは何かを読者へと問いかけます。【あらすじ】1945年7月、煉瓦造りの大きな建物を見つけたネコは神社のクスノキに尋ねます。「あれはなに? あの大きな建物」「りくぐんひふくししょー」。兵隊の服を作り、穴が空いた服を繕い、再び兵隊へと着せる。なぜ穴が空いているの? 人も草木のように生えてくるの? そんなネコの疑問に答えながら、クスノキは人間がやがて引き起こすだろう凄惨な未来を予見して怯えます。そして、同年の9月。再会したネコとクスノキが、互いが目にした2カ月間の様子を語らいます。*池澤夏樹による解説「ヒストリー陸軍被服支廠」収録