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インドネシア独立への悲願 アミナ・M・ウスマン108歳の証言

出版社名 花伝社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-7634-2031-2
4-7634-2031-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 305,7P 20cm

商品内容

要旨

インドネシア独立の志士マジッド・ウスマンを妻として支えた日本女性が語る、日本軍スマトラ占領計画秘史。スカルノ、ハッタと並び称されるインドネシア独立の志士、アブドル・マジッド・ウスマン。日本に学び、志を共にする長田周子と帰国した彼は、故国の独立に身を捧げ、言論の力で民衆を啓蒙する。300年にわたるオランダ支配に終止符を打った日本軍政に対する二人の期待は、やがて失望に変わり、家族の運命は危機に晒される。その裏にあったのは、日本のスマトラ植民地計画と本土決戦に備えた遷都計画だった―

目次

1部 日本での出会い(両親と私
独立国家への思い)
2部 蘭領東インドへ(結婚
民衆のカリスマ
オランダの捕虜になる ほか)
3部 再び日本へ(日本軍のスマトラ島植民地計画
インドネシア共和国の誕生
新時代の幕開け)

出版社・メーカーコメント

インドネシア独立の志士マジッド・ウスマンを妻として支えた日本女性が語る、日本軍スマトラ占領計画秘史 スカルノとの捕虜交換、「義勇軍」誕生の真相、そして東条英機の仕組んだウスマン一家の日本幽閉……世紀を越えた沈黙を破り当事者が明かす、驚愕の歴史事実 ここに歴史を書き換える、数々の証言。日本軍スマトラ侵略の「本当の狙い」とは?

著者紹介

アミナ・マジッド・ウスマン長田 周子 (アミナマジッド・スマンオサダ ヒロコ)  
1914年山梨県中巨摩郡二川村(現甲府市)生まれ。1935年日本女子大学社会事業科卒業。ソーシャルワーカーとして活動する中でインドネシア独立運動家のマジッド・ウスマンに出会い、祖国独立への思いに共感、同志として1936年蘭領東インドに渡る。同年結婚。1955年夫の急逝により日本に戻り、以後、日本とインドネシアの両国を拠点としている。在日インドネシア婦人会会長等を歴任
ウスマン,サルミヤ・マジッド (ウスマン,サルミヤマジッド)   Usman,Salmyah Madjid
1939年蘭領東インドパダン市生まれ。1943年両親と共に来日。山梨大学教育学部付属小学校入学以来一貫して日本で教育を受ける。1964年日本国医師免許取得。1969年東京大学大学院医学系研究科第四臨床医学専攻博士課程単位修得。1970〜79年米、英、インドネシアで産婦人科診療に従事。1979〜2017年日本とインドネシア両国で産婦人科診療に従事。2017年母の『アミナ・マジッド・ウスマン回想録』を編集、ジャカルタ市OBOR社から出版。2018年母の介護のために日本に移住、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)