• 本

元の黙阿弥

出版社名 エイチアンドアイ
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-908110-12-2
4-908110-12-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 345P 20cm

商品内容

要旨

朗々とした五代目海老蔵の声が耳に蘇る。役者の無理難題に応え、お客の誹謗中傷に耐え、座元の海千山千に弄ばれ、お上の無理無体に憤りながらも、六分の矜持と四分の熱を焔に、立作者・河竹新七は黙々と新作を世に送り出す。願うはただ一つ、「通じよ!」幕末明治の激動期、歌舞伎界を支え続けた“我国のシェークスピア”(坪内逍遙曰く)河竹黙阿弥の天晴な作者人生を描く!

出版社・メーカーコメント

幕末明治の激動期に歌舞伎界を支え続けた河竹黙阿弥の天晴な作者人生を描く感動の歴史巨編!役者の無理難題に応えお客の誹謗中傷に耐え座元の海千山千に弄ばれお上の無理無体に憤りながらも六分の矜持と四分の熱を焔に、立作者・河竹新七(後年、黙阿弥に改名)は黙々と新作を世に送り出し続け、ついに“我国のシェークスピア”と坪内逍遥に称された巨人の生涯――歌舞伎史にその名を刻む千両役者たちと、華麗な舞台の裏側で流した血と汗と涙と、夢と現実の芝居世界のものがたり。いよいよ開幕――。

著者紹介

奥山 景布子 (オクヤマ キョウコ)  
1966年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。高校教諭、大学専任講師などを経て創作を始める。2007年「平家蟹異聞」で第87回オール讀物新人賞を受賞。09年、受賞作を含む『源平六花撰』で単行本デビュー。18年『葵の残葉』で第37回新田次郎文学賞と第8回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。児童向け歴史小説なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)