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感染症・微生物学講義 人類の歴史は疫病とともにあった

小学館新書 455

出版社名 小学館
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-09-825455-2
4-09-825455-7
税込価格 1,078円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

感染症は時に社会や歴史を大きく変えてきた。「感染症の時代」といわれる現代において、自分や家族の命を守るために必要な最低限の知識を、感染免疫学の専門家である著者が丁寧に解説。コロナ禍を経験した今だからこそ必読の、感染症入門書の決定版。

目次

第1章 地震や豪雨 自然災害に備えたい感染症(最強の毒素を産生する「破傷風菌」
ワクチン接種が一番の「防災対策」 ほか)
第2章 ワクチンで予防できる感染症(子供の頃の水疱瘡が「帯状疱疹」に
集団生活で要注意「侵襲性髄膜炎菌感染症」 ほか)
第3章 身近な感染症にも要注意(ケジラミは眉毛にも感染
家庭内でもうつるアタマジラミ ほか)
第4章 歴史を動かし時代を変えた感染症(中世が終焉!?「黒死病」の大流行
『デカメロン』に読むペスト流行 ほか)
第5章 地球環境の変化によって感染症も変貌する(アフリカ密林地帯の風土病「エボラウイルス病」
エボラウイルスの発見 ほか)
終わりに 次なるパンデミックに備えて

出版社・メーカーコメント

感染症入門書のこれが決定版!!  生き残るためには「敵」を知れ!感染症は時に社会や歴史を大きく変えてきた。14世紀のペスト、16世紀の梅毒、17〜18世紀の天然痘、19世紀のコレラ、結核、20世紀の新型インフルエンザ……。これらの感染症はその時代の社会・環境を背景としてパンデミック(感染爆発)を起こし、多くの命を奪ってきた。「感染症の時代」といわれる現代において、自分や家族の命を守るために必要な最低限の知識を、感染免疫学の専門家である著者が丁寧に解説。コロナ禍を経験したいまだからこそ必読の、感染症入門書の決定版。<本書で紹介している主な感染症>・「黒死病」と怖れられ、中世を終焉させたともいわれる「ペスト」・現在も150ケ国に存在し、発症したら致死率ほぼ100%の「狂犬病」・現代日本で20代の女性にも感染者が激増している「梅毒」・地球温暖化による沿岸域の水温上昇で「コレラ」流行の危険性・交通網の発達でアフリカ大陸を飛び出した「エボラウイルス病」・WHOがパンデミックへの警戒を継続している「鳥インフルエンザ」……etc

著者紹介

岡田 晴恵 (オカダ ハルエ)  
白鴎大学教授。共立薬科大学大学院を修了後、順天堂大学にて医学博士号を取得。専門は感染免疫学、公衆衛生学。国立感染症研究所、ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所、経団連21世紀政策研究所などを経て、現職。テレビやラジオへの出演、専門書から小説、児童書などの執筆活動を通して感染症対策に関する情報を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)