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デジタル変革を成功に導く5つの脳力5つの筋力 デジタルマイオピアに陥らない経営

出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-478-11717-0
4-478-11717-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 527,32P 20cm

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要旨

多くの企業が、DXを喫緊の課題と認識していることだろう。しかし、DXにばかり気をとられていると、マイオピア(近視眼)に陥りかねず、成功に結びつかない恐れがある。デジタルだけでなくフィジカル(物理的)な要素や、蓄積された知見や成功体験などを組み合わせ、全体的な改革を考えるべきではないか。本書では、企業の経営変革に必要となるコンピテンシー(能力・行動特性)を「脳力」と「筋力」に分類、さらにそれぞれに5つの要素を身体の部位にたとえながら挙げ、合計10のコンピテンシーをバランスよく組み合わせて使うべきと説く。そして各々について具体的な企業事例を紹介しながら、実際にどのようにDXを含む改革を進めていくか、貴重なヒントを提供している。有名ビールブランドを次々に買収して成長した世界最大のアルコール飲料メーカー、ABインベブは、脳力の「前頭前野(リスク管理)」と筋力の「筋肉(企業規模の活用)」に事例として挙げられているが、目的を明確にした変革のための特別チームを設けたことが奏功したようだ。著者はスタンフォード大学ビジネススクール経営学講師、シリコンバレーを拠点とするベンチャー投資家。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年9月27日]

商品内容

目次

第1部 本書の意図(現代の企業にとって真の競争優位とは何か
抜本的変革に向けた2つの試み)
第2部 脳力を持つ意味(左脳―分析力
右脳―創造性 ほか)
第3部 筋力のコンピテンシー(脊椎―ロジスティクス
手―モノづくり ほか)
第4部 システムリーダーのパワー(システムリーダー―脳力と筋力の継続的な改善を推進する)

著者紹介

シーゲル,ロバート・E. (シーゲル,ロバートE.)   Siegel,Robert E.
スタンフォード大学ビジネススクール経営学講師、シリコンバレーを拠点とするベンチャー投資家。スタンフォード大学では、技術革新が生み出す機会と課題を中心に、大企業と中小企業の両者における戦略とイノベーションについて複数のコースで教鞭を執る。具体的には、企業は顧客のためにデジタルソリューションとフィジカルソリューションをどのように組み合わせるべきか、それによって生じる製品開発や組織設計、リーダーシップへの影響を研究し、製品管理および開発のベストプラクティス、起業*家のための財務管理およびそれらに関連するテーマもカバーする。ベンチャー投資家としては、成長するスタートアップを分析し、数億ドルに上るベンチャーキャピタルの資金提供に関与。GEやインテルなどの大企業で指導的役割を担い、複数のスタートアップの起業も経験。多数の企業の取締役を兼務。アンディ・S・グローブのベストセラー『パラノイアだけが生き残る』の主任リサーチャーを務めたほか、ビジネス書や学術出版物への寄稿多数。カリフォリニア大学バークレー校で学士号、スランフォード大学でMBAを取得。妻との間に成人した子供が3人いる。カリフォルニア州ポートラバレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)