• 本

夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

出版社名 講談社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-06-534918-2
4-06-534918-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 669P 19cm

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要旨

我々が日々認識し、その中で暮らしている「現実」は、脳によってつくられた「幻想」である――。脳研究者の池谷裕二氏によると、脳の仕組みを解析していくと、そんな結論に到達する。また、一人一人の脳には、これまでの記憶により形成された常識や思い込みをもとに世界を認識する「不自由さ」があるという。本書は、ベストセラーを含む数々の脳にかかわる著書のある東京大学教授が、3日間にわたり高校生を対象に行った連続講義の記録。なぜ脳は存在するのか、僕らはなぜこんなに大きな脳を持ってしまったのか、時間はなぜ存在するのか、この世界は現実なのか、人工知能にとって人間とはなにか、そして「私」とはなにか、といった根源的な問いを、最先端のものも含む数々の研究成果をもとにわかりやすく解きほぐしている。タイトルの『夢を叶えるために脳はある』の意味は、前向きな精神論ではなく、世界のあり方を示す意外なものだった。著者は、東京大学薬学部教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探究を続ける。本書が完結編となる高校生への脳講義シリーズは、他に『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』(ともに朝日出版社/講談社ブルーバックス)がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年5月31日]

商品内容

文学賞情報

2024年 第23回 小林秀雄賞受賞

要旨

累計43万部超!『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』の脳講義シリーズ完結編。タイトルに込められた「本当の意味」とは―

目次

1日目 脳は夢と現実を行き来する(夢と現実
心と脳
脳の潜在力 ほか)
2日目 人工知能がヒトの本質をあぶり出す(曖昧な境界
理解の概念
人工知能二元論 ほか)
3日目 脳はなんのためにあるのだろう(脳を刺激する美
乱れる秩序
自由は錯覚 ほか)

出版社・メーカーコメント

大人気の脳科学講義シリーズ『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』に続く完結編がついに刊行。脳はなんのために存在するのか、なぜ僕らはこんなに大きな脳を持っているのか。著者自身が「いま一番思い入れがあって、一番好きな本」と語る、渾身の一冊。

著者紹介

池谷 裕二 (イケガヤ ユウジ)  
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学薬学部教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探究を続ける。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞などを受賞。「ERATO池谷脳AI融合プロジェクト」の研究総括も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)