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さまよう子宮 ジェンダーバイアスによる医学と神話の大罪

出版社名 G.B.
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-910428-45-1
4-910428-45-3
税込価格 4,290円
頁数・縦 550P 19cm

商品内容

要旨

ギリシャ時代から続くジェンダーバイアスが「女性であるというリスク」をいかに刷り込み、不適切な治療で女性にみじめでつらい思いをさせ、時には死へと追いやってきたか―

目次

序章 不定愁訴の女たち
第1部 古代ギリシャ時代〜19世紀まで(さまよう子宮
悪魔に取り憑かれ、堕落する者
皮膚の下はどうなっているのか
魔女裁判
痛みを感じる
陰核切除術
月経とヒステリー
安静療法と抵抗
女性参政権と抑圧)
第2部 19世紀後半から1940年代にかけて(無痛分娩と産児制限
ホルモンの発見
月経の呪いを解く
妊娠中絶と強制不妊
子宮内膜症の謎)
第3部 1945年から現在まで(名もなき痛みは女性の思い込み?
母親の心を楽にする万能薬
わたしたちの身体、わたしたちの自己
自己免疫疾患―わたしの場合)
結論 わたしたちを信じてほしい

著者紹介

クレグホーン,エリナー (クレグホーン,エリナー)   Cleghorn,Elinor
フェミニストの文化史学者、作家。サセックス州在住。2012年に博士号を取得したのち、オックスフォード大学のラスキン絵画学校で3年間博士研究員として働きながら、学際的なメディカル・ヒューマニティ・プロジェクトに従事。彼女自身が痛みやその他の症状に苦しめられ、最終的に全身性エリテマトーデスと診断されるまでに7年を要した
福井 久美子 (フクイ クミコ)  
英グラスゴー大学大学院英文学専攻修士課程修了。英会話講師、社内翻訳者を経て、フリーランス翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)