日本人が知らない世界遺産
朝日新書 965
| 出版社名 | 朝日新聞出版 |
|---|---|
| 出版年月 | 2024年8月 |
| ISBNコード |
978-4-02-295275-2
(4-02-295275-X) |
| 税込価格 | 990円 |
| 頁数・縦 | 254P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 全世界で約1,200件、日本では26件が登録されている「世界遺産」。人類共通の責任をもって保全すべき「顕著な普遍的価値」を有する文化遺産や自然遺産、複合遺産が選ばれる。観光に大きくプラスになることから登録は喜ばしいことだが、一方で管理や保全の責任がのしかかり、時にデメリットも生じるようだ。本書では、ユネスコに20年以上勤務する日本人唯一の世界遺産条約専門官が、理念や選定基準、登録プロセスといった世界遺産の概要とともに、現状の問題点を自らの体験や事例を多数まじえながら、リアルに解説している。1972年にユネスコで採択され、1975年に発効した世界遺産条約は、「国境を越えた人類共通の財産」という概念を広め、人間が創り上げた「文化」と「自然」をひとつの国際条約の中に統合するものだ。登録遺産の保全や管理は、原則登録国の責任となるが、著者をはじめとする専門官がしっかりとサポートするのだという。著者は、在フランス日本大使館で文化・プレス担当アタッシェを経て、2002年よりユネスコ勤務。ユネスコ・博物館プログラム主任、世界遺産条約局のアジア太平洋デスクの専門担当官などを務める。 |
商品内容
| 要旨 |
世界遺産システムの矛盾と課題に、私たちはどう向き合うか。理念としては美しい世界遺産も、世界遺産委員会の政治化の傾向や、開発政策との齟齬など、簡単には解決できない矛盾や課題を抱えているのは、その事務局の専門官として私自身も強く感じていることです。紛争や戦争、気候変動、自然破壊など地球レベルの多くの問題で、危機に瀕している世界遺産も少なくありません。 |
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| 目次 |
1章 世界遺産の本当の魅力は「多様性」(デスクワークだけでは終わらない仕事 |



出版社・メーカーコメント
日本人が愛してやまない世界遺産。書店には世界遺産を扱った書籍や雑誌がたくさん並んでいる。しかし、よく知られていないことも意外に多い。そもそも、どのようなプロセスで世界遺産は選ばれるのか。どんな時に取り消されるのか。どんなカテゴリーがあるのか。選ばれることのデメリットはないのか。50年の歴史を持つ今、どんな問題点が発生しているのか。管轄するユネスコとはどのような組織なのか。ユネスコに20年以上勤務し、日本人としては唯一の世界遺産条約専門官である著者が体験してきた、アジア、アラブ諸国、ヨーロッパ、アフリカでの多くの現地査察や開発途上国の人々との協働。「すべては体力あってこそ」と思わず述懐するそれらの体験を通して、世界遺産が直面する問題と、ユネスコの知られざる真実を語る。世界遺産の世界に身を置いている著者による、国際文化政治の内幕。