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消された王権尾張氏の正体

PHP新書 1405

出版社名 PHP研究所
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-569-85755-8
4-569-85755-8
税込価格 1,210円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

時の権力者が消したかった「不都合な真実」とは?歴史の転換期に重要な役割を担いながら、『日本書紀』から消された東海地方の豪族尾張氏。尾張氏とは何者で、何をしてきたのか?本書は、尾張氏の実像に迫ることで、正史として残されなかった歴史の可能性を模索する。歴史のミッシングリンクがつながる時、教科書では知ることのできなかった「もう一つの古代史」が浮かび上がる。

目次

第1章 謎めく東海の雄族・尾張氏(不自然に少ない「尾張氏」の記録
崇神天皇が恐れた「祟る草薙剣」の謎 ほか)
第2章 ヤマト建国と「前方後方墳VS.前方後円墳」(北部九州を圧倒していたヤマト
弥生時代の気候変動と東海の発展 ほか)
第3章 ヤマトタケルとナガスネビコの謎(『古事記』中巻は「ヤマト黎明期」を語っている?
応神天皇が属する「タラシヒコの王家」は実在したのか ほか)
第4章 ヤマト建国神話に隠された尾張氏の正体(なぜ日本(倭)大国魂神は恐ろしかったのか
記紀の記事から「倭直」の正体を探る ほか)

出版社・メーカーコメント

『日本書紀』から消された一族・尾張氏の実像に迫ることで、『日本書紀』の記述では説明できない「古代史の謎」を解き明かす。

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)