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道ならぬ恋の系譜学 近代作家の性愛とタブー

平凡社新書 1063

出版社名 平凡社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-582-86063-4
4-582-86063-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 303P 18cm

商品内容

要旨

近親相姦のタブーは絶対的なものである。一方で、社会・文化的に形成され、時代とともに変化してきた性愛をめぐるグレー・ゾーンがある。「絶対ダメ」の世界に隣接する曖昧な男女の仲は、どのように禁じられ、また許されてきたのか。姪との関係、妻の略奪・譲渡、女中や教え子と…。近代作家の言説や歴史的事件から、さまざまな「道ならぬ恋」の様相を探る。

目次

第1章 姪との仲―島崎藤村の場合
第2章 妻の譲渡―谷崎潤一郎の場合
第3章 上司の妻との仲―岡倉天心の場合
第4章 花街の女との仲―坪内逍遙の場合
第5章 外国人との仲―生島治郎の場合
第6章 女中との仲―志賀直哉の場合
第7章 教え子との仲―田山花袋の場合

出版社・メーカーコメント

近親相姦は禁忌だが、グレイ・ゾーンな恋もある。そんな曖昧な関係を文学に関わるものから拾い集め、その顛末や社会的な意味を探る。

著者紹介

ヨコタ村上 孝之 (ヨコタムラカミ タカユキ)  
1959年生まれ。大阪大学大学院人文学研究科准教授。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻課程単位取得退学(文学修士)。プリンストン大学比較文学科修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)