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アルコールで走る車が地球を救う 脱炭素の救世主・バイオエタノール

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-620-55021-3
4-620-55021-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 242P 19cm

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要旨

「脱炭素」に向けた再生可能エネルギー利用というテーマでは、「発電」を前提とした議論がなされることが多い。しかし、最終エネルギー需要で、電力は3割未満を占めるに過ぎない。現状、二酸化炭素排出量の大きな割合を占めるのは「運輸」分野であり、そこで脱炭素にもっとも有効として期待されるのが「バイオ燃料」である。本書では、代表的なバイオ燃料である「バイオエタノール」にフォーカスを当てる。主にトウモロコシやサトウキビを原料とするバイオエタノールは、カーボンニュートラル、脱炭素に資するさまざまなメリットがあり、化石燃料の代替として、諸外国では普及してきている。そんなバイオエタノールの概要と現状、将来展望、これからのエネルギー政策まで含めて、4名の専門家が解説、提言を行っている。日本は政府の取り組みはあるものの、この分野については米国やブラジルをはじめとする他国から大きく後れをとっているようだ。著者の本間正義氏はアジア成長研究所特別教授、東京大学名誉教授。2010年から12年まで日本農業経済学会会長を務めた。横山伸也氏は、アメリカ穀物協会顧問。三石誠司氏は宮城大学副学長。小島正美氏は毎日新聞社を経て、東京理科大学非常勤講師、「食生活ジャーナリストの会」代表を歴任。食品安全情報ネットワーク共同代表。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年11月20日]

商品内容

要旨

アルコール燃料で地球の未来が変わる!なぜ、いま脱炭素社会化やカーボンニュートラルが必要なの?石炭・石油や天然ガスの代替燃料として期待されているバイオエタノール。エネルギー問題を解消し、環境にも優しい再生可能エネルギーの概要から現状まで、第一線の専門家が解説する。

目次

第1章 エネルギーのこれまでとこれから(はじめに:エネルギーとは
日本のエネルギー政策の変遷:石炭・石油からの脱却 ほか)
第2章 バイオエタノール燃料(はじめに E10導入に向けて
エタノールの役割 ほか)
第3章 エタノールで走るハイブリッド車は電気自動車に勝てるか?(米国のエタノールはどこまで進化したか
電気自動車(EV)は本当に脱炭素型の乗り物なのか? ほか)
第4章 「コメ」と「トウモロコシ」の潜在力(世界は意外にトウモロコシだらけ…
「米国のトウモロコシ」は「日本のコメ」 ほか)
終章 私たちの意識改革と新たなライフスタイル:5つの提言(脱炭素に向けた社会連携
バイオ燃料の可能性 ほか)

出版社・メーカーコメント

アルコール燃料で地球の未来が変わる!なぜ、いま脱炭素社会化やカーボンニュートラルが必要なのか?石炭・石油や天然ガスの代替燃料として期待されているバイオエタノール。エネルギー問題を解消し、環境にも優しい再生可能エネルギーの概要から現状まで、第一線の著者が解説する。