フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養
青春新書INTELLIGENCE PI−705
出版社名 | 青春出版社 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-413-04705-0
(4-413-04705-2) |
税込価格 | 1,408円 |
頁数・縦 | 317P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 日本では2015年に小中学校で「道徳」の教科化が決まったが、世界では「宗教」「倫理」などのクラスがこれにあたるという。フィンランドの場合、様々な理由から「宗教」のクラスを選ばない子ども向けに「人生観の知識」のクラスが用意され、分野横断的なアプローチで多様な視点を提供しているようだ。本書は、フィンランドで子育てを経験した同国在住の著者が、「人生観の知識」のクラスの内容を詳述している。小学校から高校まで選択できる科目である「人生観の知識」では、「私とは誰か」「良い人生とは何か」などの深い問いについて、自分の答えを探すための視点を提供している。対話を重視し、幅広く批判的な思考を持つあり方が提示されているようだ。なお、本書で引用されるのはフィンランドのステュデオ社が出している高校の教材「人生観の知識1 私と良い人生」「人生観の知識2 私と社会」(いずれもオンライン教科書)。著者はヘルシンキ大学非常勤教授。1955年東京都生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業後、会社勤務を経て渡米。ペンシルヴァニア大学大学院民俗学部博士課程修了。早稲田大学客員准教授、ヘルシンキ大学教授等を経て現職。 |
商品内容
要旨 |
「良い人生って何?」「生きる意味はどこにある?」幸福度世界一の国では、子どもたちに何を教えているのか―。 |
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目次 |
第1章 フィンランドの子どもたちは「いかに学ぶか」を学ぶ(フィンランドの教育を支える3つの原則 |
出版社・メーカーコメント
世界幸福度ランキングで、7年連続1位に輝いたフィンランド。そのフィンランドで行われている独自の授業が「人生観」の授業である。人生観の授業とは、日本での「道徳」にあたる授業。日本の道徳が「節度・感謝・勤労・国や郷土を愛する態度」などを「こうあるべきだ」と教えるのに対し、フィンランドの人生観の授業では、哲学や倫理、文化論などさまざまな知識を横断しながら「幸福になるためには、どう生きたらいいか」「良い人生をつくるにはどうすべきか」という問いについて、自分たちで考えながら、学んでいく。本書では、フィンランドの高校生が実際に学んでいる「人生観の授業」の教科書と授業内容を紹介しながら、幸せに生きるとはどういうことか、を考え直すきっかけとヒントをまとめる。