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「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術

出版社名 DU BOOKS
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-86647-216-4
4-86647-216-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 201P 19cm

商品内容

要旨

菅野よう子の音楽はいかにしてキャラクターの内面や物語の進行を巧みにサポートしているのか?渡辺信一郎はいかにして音楽を視覚的なストーリーテリングと融合させたのか?単なるBGMではなく、物語の一部として機能するサントラの創作術に迫る。放映から25周年を経た今も、その“スペースジャズ”というコンセプトで唯一無二の存在感を放つ本作のサントラについて解説する、初の音楽書。

目次

1 「それ自体が新しいジャンルとなる作品」:渡辺信一郎が受けた影響とレガシー
2 よせあつめブルース:菅野よう子の音楽を分析する
3 「ブラック・ドッグ」のセレナーデ:ビバップ、クラシック・ロック、ジャズスタンダード
「ジュピター・ジャズ」:ビバップの世界を採譜する
See you,Space Cowboy:「カウボーイ・ファンク」と「マッシュルーム・サンバ」における音楽とジャンル・パロディ
ジャミング・ウィズ・エドワード(&ジェット&フェイ):キャラクターのテーマ曲
「堕天使たちのバラッド」:スパイク・スピーゲルの音楽の旅
まとめ You’re Gonna Carry That Weight

著者紹介

ブリッジス,ローズ (ブリッジス,ローズ)   Bridges,Rose
デトロイト出身の作家、作曲家、学者。ジョンズ・ホプキンス大学で作曲を学んだ後、ボストン大学で音楽学修士号を、テキサス大学オースティン校でPh.D(博士号)を取得。主な研究対象は映画やテレビのサウンドトラック、日本のポピュラー音楽や映画音楽(特にアニメーション)、1960年代から1980年代のアメリカ/イギリスのポピュラー音楽。大学などで教鞭を執る傍ら、ライターとしてメディアやエンターテイメントに関する記事もインターネットで数多く執筆。日本のアニメとマンガに関する英語のニュースサイトで最もよく読まれているAnime News Networkの定期編集・寄稿者も務めていた
長尾 莉紗 (ナガオ リサ)  
早稲田大学政治経済学部卒。翻訳家
小室 敬幸 (コムロ タカユキ)  
東京音楽大学で作曲を学んだ後、同大学院では音楽学を専攻。修了後は大学の助手と非常勤講師を経て、現在は音楽ライター。クラシック音楽、現代音楽、ジャズ、映画音楽を中心に演奏会やCDの曲目解説、雑誌やWEBメディアにインタビュー記事を執筆。また、現在進行形のジャズを紹介するMOOK『Jazz The New Chapter』にも寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)