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AI記者 最新報告AIでジャーナリズムはこう変わった

出版社名 プレジデント社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-8334-2452-3
4-8334-2452-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 252,18P 19cm

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要旨

現時点のAIは、定型的なニュース記事の作成や要約において優れたアウトプットができる。その急速な進歩から、人間のライターやジャーナリストは必要なくなるのではないかと危惧する人もいるだろう。だが、現状はそうはならない方向に進んでいるようだ。むしろAIによってジャーナリズムが強化されるというのだ。本書では、ニュースの制作にAIをツールとして導入するジャーナリストや報道関係者を「AI記者さん」と呼び、メディアやジャーナリズムの未来を拓くAIと人間の「協働」の可能性を、事例を交えながら探っている。人間が行うと膨大な手間や時間、コストがかかるデータや素材の収集・分析を、AIは素早く、広い範囲で肩代わりしてくれる。それによって、よりダイナミックでパーソナライズ、カスタマイズされた記事作成が可能になるという。著者は、コンピュータジャーナリストで、リアルタイム情報を扱う企業、アプライドXLの共同設立者。AP通信、ウォール・ストリート・ジャーナルのR&Dチーフなどを経て現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年12月18日]

商品内容

要旨

今後私たちは人工知能をどのように活用していくべきか―「未来のジャーナリズム、メディア論」。

目次

1 問題―移行期にあるジャーナリズムモデル(古いジャーナリズムのモデル
新しいジャーナリズムのモデル
新しいモデルには新しい働き方が必要になる)
2 それを可能にするには―ジャーナリズム改革を加速させるAI技術(人間と機械の連携で生まれる記事
人工知能と報道機関の戦略
技術がジャーナリズムの新たなモデルをかたち作る)
3 ワークフロー―報道機関のDXに必要な拡張的プロセス(イテレーティブ・ジャーナリズムとは何か
ジャーナリズムと人工知能のワークフローを整える
イテレーティブ・ジャーナリズムに対する3つの疑問
報道機関の壁を超えた連携を促進させる)

著者紹介

マルコーニ,フランチェスコ (マルコーニ,フランチェスコ)   Marconi,Francesco
コンピュータジャーナリスト。リアルタイム情報を扱う企業、アプライドXLの共同設立者。ウォール・ストリート・ジャーナルの元R&Dチーフで、データサイエンティストとコンピュータジャーナリストのチームを率いて報道向けデータツールを開発。それ以前は、AP通信にて、コンテンツ自動化と人工知能の共同開発を指揮した経歴を持つ。デジタルメディア・イノベーター・トップ20や、次世代パブリッシング・リーダー・アンダー35に選出されている
近藤 伸郎 (コンドウ ノブロウ)  
NHK報道番組ディレクター。番組やニュース、デジタルコンテンツの制作経験をもつ。立教大学大学院人工知能科学研究科に働きながら通い、2022年3月、第1期生として修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)