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第4の波 AI・スマホ革命の本質

新版

小学館新書 483

出版社名 小学館
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-09-825483-5
4-09-825483-2
税込価格 1,078円
頁数・縦 206P 18cm
シリーズ名 第4の波

商品内容

要旨

いずれあらゆる分野で人工知能AIが人類の知能を超える転換点「シンギュラリティ」がやってくる。多くの仕事がAIに置き換えられ、大規模リストラが断行される中で、人間に求められる役割とは何か。生成AI隆盛の「第4の波」の中を生き抜いていく子供たちに、何を教えていくべきなのか―。常に新たな潮流を“予言”してきた世界的経営コンサルタントが畏友アルビン・トフラーの思考をヒントに新ビジネス戦略を解説した画期的論考を新書化。

目次

プロローグ 未来予測は「希望」となる
序章 “現状分析”「第3の波」すら越えられない日本
第1章 「第4の波」とは何か―日本人が早急に知るべき世界の最新潮流(基調セミナー “第4の波”に向けた国家戦略
検証1 「最低時給3900円」も!世界の雇用が激変している
検証2 「第4の波」は「第3の波」とどう違うのか?)
第2章 生き残りのカギは「スパイク型」―自分の強みを尖らせろ(基調セミナー 自社の強みを徹底的に尖らせる経営戦略
補講1 ユニクロ・柳井会長の判断をどう評価するか
補講2 NTTの新「リモート勤務」が日本を変える)
エピローグ 今こそ子供に“スマホ構想力”を

出版社・メーカーコメント

今後重要なのは「AIに何をどう問うか」だ  〈生成AIの進化が加速して、シンギュラリティの到来による大リストラは10年ぐらい早まった感がある。とすれば、2025年ごろから、業種・業界によっては大きな影響を受けることになるだろう。この大きな波に備えた対処が求められる。〉−−本文より「チャットGPT」をはじめとする生成AI(人工知能)は、瞬く間に普及し、世界は一気にAI社会に突入した。この新たなフェーズへの移行を“予言”したのが、未来学者アルビン・トフラーの名著をヒントに、著者の大前氏が提唱した「第4の波」という考え方だった。「第4の波」とは何か? それは21世紀に入って劇的に進化した「AI&スマホ革命」が世の中にもたらす変化であり、21世紀は、いち早くこの波の特徴を捉えた者が富を独占する。だが、AIが人類の知能を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」に達する「第4の波」の後半には、大規模なレイオフ(解雇)が発生すると予想される。果たして、この激変の中で生き残るのは、どのような人材なのか? また、AIに置き換えられない仕事とは何か−−。“答えのない世紀”を生きるために、来たるべき近未来図を提示する「希望の書」。  【編集担当からのおすすめ情報】  著者の大前氏によれば、今のところ生成AIはまだ発展途上といいます。たとえば、チャットGPTが誕生して間もない2023 年2月の時点では、日本語で「大前研一について教えて」と入力すると回答が毎回違い、まったく別人のプロフィールになっていました。それから1年8か月が経過した2024年10月の時点でも、まだいくつか間違いがありましたが、精度は確実に上がっています。さらに生成AIは、ニュースや情報だけでなく、動画や画像の生成から、小説・詩・楽曲の創作までこなすようになってきており、その“進化”はもはや止められません。こうした進化の先には、『第4の波』で大前氏が指摘した「大リストラ」が待っています。その中で、どう生き残っていけばいいのか−−。大前氏が平易な言葉で、多くの図表をまじえながらわかりやすく解説した単行本(2023年2月刊)を、手に取りやすい価格で新書化しました。この機会に、ぜひご一読ください。

著者紹介

大前 研一 (オオマエ ケンイチ)  
1943年福岡県生まれ。経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーで本社ディレクターなどを歴任。『企業参謀』『ボーダレス・ワールド』などの著書が世界的ベストセラーとなり、各国の経済アドバイザーとしても活躍。1998年、経営指導と人材育成を行なう「ビジネス・ブレークスルー(BBT=現Aoba‐BBT)」を設立。現在、BBT大学学長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)