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バルセロナで豆腐屋になった 定年後の「一身二生」奮闘記

岩波新書 新赤版 2051

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-00-432051-7
4-00-432051-8
税込価格 1,056円
頁数・縦 242P 18cm

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要旨

近年、働き方は変化し多様化も進んでいる。転職や副業、リスキリング、定年後の再就職などが注目されるが、海外移住や起業など、前半生とは大きく異なる生き方へ舵を切ることも可能だ。人生100年時代を迎え、仮に一つの企業に定年まで勤めたとしても、その後の人生の選択肢は思ったより多いのかもしれない。
本書は、朝日新聞社に定年まで勤めた著者が、バルセロナで豆腐屋を始め、10年間に渡って経営した後に事業を他社に引き継ぎ、帰国するまでの記録である。開業に至るまでには、豆腐屋での修行、スペインでの労働居住許可と営業許可の取得、バルセロナの物件探しなど多くの困難があり、さまざまな失敗やトラブルを乗り越えた。開業後は、2度の値上げをはじめ試行錯誤を続け、4年後にはバルセロナ市役所から「新しい、良い」店として表彰を受けるなど、現地に受け入れられるに至った。
著者は、元朝日新聞記者。1971年に朝日新聞社入社後、東京社会部で警視庁、宮内庁などを担当。『論座』編集長、『大学ランキング』編集長、テレビ朝日「ニュースステーション」コメンテーターなどを務めた。2007年秋に定年退職し、バルセロナで豆腐屋を開業。2021年春に帰国。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年2月25日]

商品内容

要旨

元朝日新聞の記者が定年後、バルセロナで豆腐店を開業した。修業の日々、異国での苦労と新しい出会い、ヨーロッパから見た日本の姿。ジャーナリストならではの洞察力で、「蛮勇」のカミさんと二人三脚の日々を綴った小気味よいエッセイ。人生一〇〇年時代、定年後の新たな挑戦をめざす全てのひとに贈る「冒険」のススメ。

目次

一身にして二生を経る
「失敗したって、たいしたこたぁないよ」
不況のどん底こそ起業のチャンス
崖っぷちに舞い降りた天使たち
うれしい誤算、うれしくない誤算
我が家はバルセロナ市の文化財
忙人不老
異国の文化は「新しい、良い」
日本食ブームは、より広く、より深く
「どちらから来られました?」「北極から」
南仏プロヴァンスと比べたら
コロナ禍、お客は半径五〇〇メートルの住民だけ
欧州はプラスチックを規制し、検査ビジネスを育てる
事業の継承は険しい山道を登るが如し
カミさんと私

出版社・メーカーコメント

元朝日新聞の記者が定年後、バルセロナで豆腐店を開業した。修行の日々、異国での苦労、新しい出会いと交流、ヨーロッパから見えた日本の姿−−ジャーナリストならではの洞察力で、「蛮勇」のカミさんと二人三脚の日々を綴った小気味よいエッセイ。一身にして二生を経る−−人生後半の新たな挑戦をめざす全てのひとに贈ります。

著者紹介

清水 建宇 (シミズ タテオ)  
1947年生まれ。神戸大学経営学部卒。1971年、朝日新聞社入社。東京社会部で警視庁、宮内庁などを担当。出版局へ異動し、『週刊朝日』副編集長、『論座』編集長。2000年1月から2003年3月までテレビ朝日「ニュースステーション」でコメンテーター。2007年、論説委員を最後に定年退職。この間、『大学ランキング』創刊の1995年版から2008年版まで13冊の編集長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)