• 本

内村鑑三再臨の風景 臨りつつあるイエスと生命の水の河

出版社名 九州大学出版会
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-7985-0387-5
4-7985-0387-8
税込価格 5,940円
頁数・縦 314P 22cm

商品内容

要旨

人は、旧約の風前の籾殻の如くに生きる。そこにどのような救いがあるだろうか。無教会信仰者・内村鑑三は、その信仰の晩年に、旧新約聖書の奥義としての再臨信仰へと至りつく。本書では内村のキリスト教思想の変遷をたどることで、彼の信仰と福音の本質を解明し、万人救済論としての生命の風景を顕かにする。

目次

序詞 人は皆風の吹き去る籾殻の如くに
プロローグ 旧約の森と再臨宇宙―『旧約における超越と象徴』との対話
第一部 悪魔の跳梁と黄金時代の夢―ニヒリストの系譜
第二部 イスカリオテのユダ―罪と愛の物語
第三部 神の国と地上の国―インマヌエルと再臨
第四部 内村鑑三における再臨信仰への途―信仰の階段と同時代
第五部 内村鑑三と再臨信仰―臨りつつあるイエスと生命の水の河
エピローグ 生命の水の河の辺で―再臨の風景

著者紹介

小林 孝〓 (コバヤシ タカヨシ)  
1953年、長野県生まれ。文芸評論家。明治学院大学キリスト教研究所協力研究員。「千年紀文学」編集人。明治学院大学文学部卒業。博士(学術、九州大学)。日本社会文学会、日本キリスト教文学会会員。NPO法人滝沢克己協会理事長、NPO法人今井館教友会監事。著書、『内村鑑三―私は一基督者である』(御茶の水書房、2016年、第3回西川徹郎文學館賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)