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GX産業革命 最先端の自然科学が日本の次世代を創る

出版社名 日本経営センター(フローラル出版)
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-910017-64-8
4-910017-64-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 207P 19cm

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要旨

気候変動や、その原因とされる地球温暖化への対策となる「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」が世界中で取り組まれている。温室効果ガスの排出削減と経済成長の両立を目指すGXにはさまざまな手法があるが、有望なもののひとつに、CO2をエネルギーやタンパク質に変える「水素菌」の活用がある。本書では、悪者とされがちなCO2を餌にして増殖する水素菌のうち、日本国内の温泉で発見され、他よりはるかに高い増殖力を持つ「UCDI®水素菌」を活用した事業を展開する著者が、取り組みの詳細を解説しつつ、「CO2の資源化」が社会課題を解決するとともに経済成長にもつながる未来像を描く。2024年4月に経済産業省が発表した資料には、「破壊的技術革新が進む領域」の一つに、分子生物学技術を駆使して微生物等により物質を生産する「バイオものづくり」が挙げられており、著者らの取り組みもその一つである。著者は、株式会社CO2資源化研究所代表取締役CEO/CSO、農学博士。三菱油化株式会社(現・三菱化学株式会社)中央研究所生物化学研究室に所属した後、2015年にCO2資源化研究所を設立。2023年に公益社団法人経済同友会の先端科学技術戦略検討委員会委員長(バイオ分野)に就任した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年8月20日]

商品内容

要旨

グリーントランスフォーメーション GX 化石燃料からクリーンエネルギーへの転換、つまり脱炭素社会への移行を目指す取り組みのこと。具体的には、温室効果ガスの排出削減や経済成長の両立を目指す社会変革を指す。

目次

序章 CO2は本当に敵なのか?
第1章 日本が抱える経済安保の二大危機
第2章 UCDI水素菌の力〜CO2を味方に変える技術
第3章 食料不足を救う〜CO2を利用した新たな食料の展望
第4章 燃料不足を救う〜CO2を利用した次世代燃料の展望
第5章 脱石油時代の新素材戦略〜CO2から作る新素材
第6章 日本が世界のゲームチェンジャーになるために
第7章 新しい技術がなかなか受け入れられない日本の現状と課題
第8章 これから研究者を目指すあなたへ

著者紹介

湯川 英明 (ユカワ ヒデアキ)  
株式会社CO2資源化研究所 代表取締役CEO/CSO。農学博士。1971年、東京大学農学部農芸化学科を卒業後、三菱油化株式会社(現・三菱化学株式会社)中央研究所生物化学研究室に所属し、バイオテクノロジー分野での研究に従事。1993年、兼務で地球環境産業技術研究機構(RITE)のバイオ研究機能の立ち上げにリーダーとして参画、後にRITE専任となり理事に就任。2011年Green Earth Institute株式会社を設立。2015年株式会社CO2資源化研究所を設立。2023年、公益社団法人経済同友会の先端科学技術戦略検討委員会委員長(バイオ分野)に就任し、産業界の知見者としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)