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蓄電所ビジネス

出版社名 電気書院
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-485-30126-5
4-485-30126-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 219P 21cm

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要旨

再生可能エネルギーは世界的な成長が続いており、2024年10月の国際エネルギー機関(IEA)の発表によると、2030年代半ばには太陽光や風力による発電が全体の40%を超え、再生可能エネルギーが主体になるという。そうした状況下で、太陽光・風力発電の不安定な出力を補うものとして「蓄電池(蓄電所)」が脚光を浴びている。本書では、将来に向けて大きく伸長する可能性の高い、蓄電池をはじめとするエネルギー貯蔵のビジネスや技術について、その現状と将来展望をわかりやすく解説。特に市場拡大が期待されるものとして、系統用蓄電池と長期エネルギー貯蔵システム(LDES)を取り上げ、それぞれについて基本的な仕組みや、ビジネスとしての収益構造、市場規模などを含め、事例とともに紹介している。著者の江田健二氏は、エネルギー情報センター理事、RAUL代表取締役社長。出馬弘昭氏は東北電力事業創出部門アドバイザー、大阪大学フォーサイト取締役。なお、本書では系統用蓄電池に関する第I部を江田氏が、LDESを解説する第II部を出馬氏が執筆している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年7月30日]

商品内容

要旨

メガソーラー(大規模太陽光発電)、洋上風力発電の次はこれだ。系統用蓄電池、長期エネルギー貯蔵システム(LDES)が花形産業―

目次

第1部 系統用蓄電池(短期エネルギー貯蔵)(系統用蓄電池ビジネスとは
系統用蓄電池ビジネス収益構造/各市場について
系統用蓄電池ビジネスの導入検討〜運用開始までの流れ
系統用蓄電池ビジネスの運用開始以降)
第2部 LDES(長期エネルギー貯蔵)(エネルギー転換とLDESの役割
LDESの基礎知識
LDESを開発する企業
LDESの適用事例
LDESの課題と今後の展望
LDESを取り巻く国際動向)

著者紹介

江田 健二 (エダ ケンジ)  
エネルギー情報センター 理事。RAUL 代表取締役社長。1977年、富山県生まれ。2000年、慶應義塾大学経済学部卒業。東京大学Executive Management Program(EMP)修了。アクセンチュアに入社。エネルギー/化学業界を担当し、電力会社・大手化学メーカー等のプロジェクトなどに参画。2005年に同社を退社後、ITコンサルティング、エネルギー業界の知識を活かし、RAULを設立。エネルギー情報センター理事、サステナビリティコミュニケーション協会理事なども兼務。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。オンライン番組「プロジェクトE―エネルギーDX・GX時代を切り開く」パーソナリティ
出馬 弘昭 (イズマ ヒロアキ)  
東北電力 事業創出部門アドバイザー。大阪大学フォーサイト 取締役。1960年、大阪府生まれ。1983年、京都大学工学部機械系物理工学科卒業後、大阪ガスに入社し、主にR&D・IT部門でオープンイノベーション、サービスサイエンス、データサイエンスなどを主導。2016年より業界で初めて米国シリコンバレーに駐在し、欧米のクリーンテック(脱炭素系スタートアップ)とのビジネス開発を開拓。2018年、東京ガスに入社し、シリコンバレーのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)立ち上げに参画。2019年に米国Plug and Play Tech Centerの「Corporate Innovation Award」を業界初受賞。2021年に帰国、東北電力に入社し、事業創出部門アドバイザーに就任。また、大阪大学フォーサイト取締役のほか、エクサウィザーズやグリーンタレントハブ、インベストメントラボ、東京都脱炭素化ファンド・オブ・ファンズの顧問なども兼務。南カリフォルニア大学ロボット研究所客員研究員、京都大学大学院非常勤講師、大阪市立大学(現:大阪公立大学)非常勤講師、日本オペレーションズ・リサーチ学会副会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)