• 本

クラフトビール入門 飲みながら考えるビール業界と社会

角川新書 K−491

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-04-082541-0
4-04-082541-1
税込価格 1,056円
頁数・縦 231P 18cm

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要旨

近年、国内でクラフトビールが人気だと言われる。1994年の規制緩和でビール製造免許における最低年間生産量が2,000キロリットルから60キロリットルに引き下げられ、小規模事業者が増えたことが理由の一つとされる。しかし、実は日本にはクラフトビールの明確な定義がなく、発祥の地のアメリカとも異なる進化を遂げているようだ。本書は、クラフトビールについて、アメリカで生まれた経緯や歴史、文化、精神性を解説。日本のクラフトビールについても、アメリカのそれと比較しながら論じている。アメリカでは、事業者団体によって小規模のブルワリーが「クラフトブルワリー」と定義され、それらの生産するビールがクラフトビールと一般的に呼ばれている。一方、日本には情緒的かつ主観的なクラフトビール観のみがあり、いわば「文化的な現象」なのだという。著者は、CRAFT DRINKS代表。北米のビールライター組合であるNorth American Guild of Beer Writers正会員(日本人初)。酒販の傍ら執筆活動を行うほか、大学院での特別講義、ビール品評会審査員、セミナー講師なども務め、クラフトビール普及に向けて活動している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年9月30日]

商品内容

要旨

「地ビール」とは一体何が違う?大手メーカーが作っても「クラフト」?諸外国より「酒税が高い」のか?独自の発展を見せる日本のクラフトビールの現在地を、北米ビールライター組合正会員がレポート。その歴史、製法、商品の選び方から業界が抱える課題まで。より美味しく飲むために読む本。

目次

第1章 ビールとビール産業の基礎知識(ビールとは何か
ビールの原料 ほか)
第2章 アメリカにおけるクラフトビールの歴史(アメリカとクラフトビール
ホームブルーと遊び心 ほか)
第3章 日本のクラフトビールとは何か(日本にクラフトビールは存在するのか
地ビールからクラフトビールへ ほか)
第4章 クラフトビールを実際に楽しもう(頑張らなくても大丈夫
ワガママになることと相対化 ほか)
第5章 クラフトビールで考える社会(ダイバーシティと人権
健康と社交 ほか)

出版社・メーカーコメント

「地ビール」と何が違う? 大手が作っても「クラフト」? 独自の発展を見せる日本のクラフトビールの現在地を北米ビール作家協会正会員がレポート。その歴史、製法、業界の課題まで。美味しく飲むために読む本。

著者紹介

沖 俊彦 (オキ トシヒコ)  
CRAFT DRINKS代表。北米のビールライター組合であるNorth American Guild of Beer Writers正会員(日本人初)。1980年大阪府生まれ。酒販の傍らCRAFT DRINKSにてクラフトビールを中心にお酒の最新トレンドや海外事例などを通算850本以上執筆。世界初の特殊構造ワンウェイ容器「キーケグ」を日本に紹介し、販売だけでなく導入支援やマーケティングサポートも行う。2017年、ケグ内二次発酵ドラフトシードルを開発し、18年には独自にウィスキー樽熟成ビールをプロデュース。また、日本初のキーケグ詰め加炭酸清酒“Draft Sake”(ドラフトサケ)も開発。大学院での特別講義のほか、ビール品評会審査員、セミナー講師も務めるなど、日本におけるクラフトビール普及に向けて精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)